第20回 週刊首里城「見せる復興を担当・上原花さん」

第20回 週刊首里城「見せる復興を担当・上原花さん」

復元が進む首里城の今と、人々の思いを伝える「週刊首里城」です。今回は、復興の今を世界に届けようと力を尽くすうちなーんちゅを紹介します。
来年秋をめざして、正殿の完成が近づいています。建物の上層部分、このあたりでは漆塗装の最後の工程「上塗り」が完了したところも。
令和の正殿の壁板などの仕上げには、王国時代に用いられていた「久志間切弁柄」と呼ばれる朱色の塗料が使われます。つまり火災前と色が変わるのですが、比べてみるとこんな感じ。
屋根の左右には、福井県で制作された「懸魚」と呼ばれる飾り板が取り付けられ華やかさが増しました。
そんな復興の今を世界に届けようと奮闘する人がいます。沖縄総合事務局の上原花さん(那覇市出身)。担当しているのは、令和の復元のテーマ「見せる復興」です。