アメリカのトランプ大統領が国連総会の演説で「ひどい市長」と揶揄(やゆ)したロンドン市長が「トランプ大統領は人種差別主義者だ」と反論しました。
トランプ大統領
「ロンドンを見てみると、そこにはひどい市長がいる。本当にひどい市長だ。街はすっかり変わってしまった」
23日、トランプ大統領は国連総会の演説でロンドンのカーン市長を批判しました。
また、イスラム教徒のカーン氏が「シャリーア(イスラム法)を導入しようとしている」などと発言しました。
ロンドン市長 サディク・カーン氏
「トランプ大統領は人種差別主義者で、性差別主義者で、女性蔑視者で、イスラム恐怖症であることを示した」
トランプ氏の発言に対してロンドンのカーン市長は24日、「人種差別主義者だ」などと反論しました。
また、ロンドンを訪れるアメリカ人が過去最高を記録していることなどを挙げ「多くの分野で、ロンドンは世界一の都市だ」と述べました。
2016年からロンドン市長を務めるカーン氏は、パキスタン系イギリス人です。
トランプ氏とカーン氏の確執は第1次トランプ政権前から続いていて今月、トランプ氏が国賓としてイギリスを訪問した際もチャールズ国王主催の晩餐会に「カーン氏の出席を望まない」などと述べていました。
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