たどる記憶つなぐ平和#34「戦争PTSDを考えるシンポジウム 8月15日終戦の日」

たどる記憶つなぐ平和#34「戦争PTSDを考えるシンポジウム 8月15日終戦の日」

きょうは、戦後80年の終戦の日です。戦場を生き延びても深く刻まれる心の傷・戦争PTSDについて考えます。親から子へ連鎖するという戦争PTSDがいったいどんなものなのか取材しました。
シンポジウム8月3日那覇市 黒井さん「隣近所との付き合いもできない朝から晩まで話もしない、閉じこもりきりで暗い顔をして子どもに愛情表現すらできない。そういう父親でした。こんな男にはなるまいと、こんな風に思って、それを私の生きる柱として生きてきました」
今月3日、那覇市で開かれた戦争PTSDを考えるシンポジウム。壇上で自身の父親のことを話すのは、黒井秋夫さんです。
黒井さんは、自宅の一角に資料館を作り元日本兵のPTSDについて語り合う集いを開催しながら戦争PTSDをひろめる活動を続けています。活動の原点は 父・慶次郎さんの存在でした。
「おじいちゃん、ピースしてくれ早くしてくれよ」