いよいよ夏が始まったという感じがしますね。寺崎さん。

寺崎アナウンサー「はい、そうですね夏の甲子園をかけた全国高校野球選手権沖縄大会がおととい開幕しました。シード校との激戦や、女子部員の活躍など1回戦から目を離せない試合が続いています」

長く続いた雨もあがった開幕の朝。甲子園をかけた沖縄大会には今年、61チームが出場しますが依然としてコロナ禍の影響もあり、規模を縮小した開始式に。

それでも美里工業の阿良皓太(あら・こうた)キャプテンの力強い選手宣誓が、熱気高まる夏の訪れを告げました。

選手宣誓 宣誓「今年沖縄県本土復帰50周年を迎えました新たな歴史のスタートにふさわしい正々堂々とした気迫あふれるプレーで最高の夏にすることを誓います」

甲子園をかけた沖縄大会 開幕

【前原 対 宜野湾】

秋・準優勝、春3位と結果を残し第3シードとしてこの夏に挑む前原はエース・上原望生が先発。140キロを超える速球を武器に、宜野湾打線に対して7回まで二桁の三振を奪う圧巻のピッチングを見せます。

一方、宜野湾の先発、又吉誓(せい)も県勢屈指の強力打線を相手にフライの山を築き、7回までに許したヒットはわずか1。スコアボードに0が並び、緊迫した投手戦となります。

ゲームは終盤、8回表、宜野湾がこの日3本目のヒットなどで2アウト2塁3塁のチャンスを作ると、打席は、2番島袋浬(かいり)2点タイムリーヒットで宜野湾が先制します。

追いつめられた前原。そのウラ、8番・桃原庸介。3ベースにさらに宜野湾の守備がもたつく間に一気にホームへ。1点差に迫ります。しかし、9回も2アウト。後がなくなった前原はキャプテン新里紹舜が打席に入ります。

3ベースヒット。1打同点のチャンスに。接戦を制したのは宜野湾!シードの前原は初戦敗退となりました。

島袋理選手「興奮してまだ実感沸いてないです」

又吉誓選手「最高でした。今まで頑張ってきたことが出せた試合だった」

新里紹舜主将「シード校で1回戦負けは悔しいけどこのメンバーで秋準優勝、春3位取れたことは本当に良かった」

甲子園をかけた沖縄大会 開幕

【沖縄工業 対 興南】

一方、きのう沖縄セルラースタジアム那覇の第1試合に登場したのはノーシードで夏に臨む興南。先発のマウンドには、腰のけがで去年秋の2回戦以来の公式戦登板となった生盛亜勇太。1回からエンジン全開で最速は145キロ。2つの三振を奪う上々の立ち上がりを見せます。

エースを援護したい打線はそのウラ、3番、キャプテンの禰覇盛太郎。センターバックスクリーンに叩き込むソロホームランで先制。さらに続く2回にはチャンスで、打席に生盛。自ら自分への援護点を奪い、試合を優位に進めます。

しかし4回、不運な当たりが続き生盛は1アウト2・3塁のピンチを迎えます。それでも。2者連続三振でピンチを脱出。エースが戻ってきた興南が快勝で初戦突破です。

興南 生盛亜勇太選手「マウンドから見る景色は最高ですし、このマウンドに何回も立てるように2回戦3回戦と積み重ねていけるようにチームで努力していきたい」

甲子園をかけた沖縄大会 開幕

【豊見城南 対 コザ】

続く、第2試合の試合前。豊見城南のシートノックでノッカーとつとめたのは女子部員の大谷寿音さん。

豊見城南 大谷寿音さん「きょうの試合で選手たちが良いプレーがたくさんできるようにという思いでノックを打たせてもらいました。100点はつけられないんですけど100%の自分の力は出せたかなと思います」

規定で試合には出られませんがノックで仲間に思いを託して記録員としてベンチに入り秋と春には果たせなかった公式戦の1勝を目指しました。

1点を先制された豊見南は2回。2アウトからチャンスを作ると東江桂吾。(あがりえ・けいご)1年生のタイムリーで同点に追いつきます。その後、点を取り合って迎えた5回。豊見南はノーアウト満塁のピンチを迎えます。

ショート・宮本琉正(りゅうせい)が難しい打球をうまく処理するなどこの回を無失点で切り抜けます。

豊見城南 大谷寿音さん「自分のノックが少しでも力になっていたならうれしいなと思います」

しかし、続く6回でした。コザ打線が襲い掛かります。この回だけで4連打を含む8安打を浴び一気に勝負をつけられた豊見南。悲願の1勝には届きませんでしたが大谷さんの目に涙はありませんでした。

豊見城南 大谷寿音さん「たくさん悔しいこととかあったんですけどやりきった感じは今あります。きょうの試合はとっても楽しめました」