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うその診療報告を行い診療報酬を請求し金を騙し取ったなど罪に問われている産婦人科医院長の男の裁判で検察は懲役4年を求刑しました。

起訴状などによりますと沖縄市の産婦人科医院長北條英史被告は2016年6月、自然分娩だった出産を帝王切開手術をしたうその診療報告を提出し、およそ82万円の診療報酬をだまし取ったなどとされています。また、女性に対して無理やり体に触れたとして強制わいせつの罪にも問われています。

4月22日の公判で、北條被告は診療報酬を不正に申請した理由について入院費用を支払うことが困難な患者の自己負担額を軽減するために行っていたと述べました。

また、強制わいせつについては「被害者が好意を持っていると勘違いしていた」と述べ罪を認めました。弁護側は、被告は患者のために詐欺をした事情があり本人は経済的な利益を享受していないことから悪質性が低いとして、執行猶予付きの判決を求めました。

一方、検察側は1年半の間に4回も犯行を行うなど常習性が顕著で、診療報酬制度を悪用した犯行態様は悪質だとして懲役4年を求刑しました。

裁判は4月22日結審し5月12日に判決が言い渡される予定です。


あいレディースクリニック院長 検察側求刑4年