女性遺棄事件 基地捜査は「壁」にならないか

軍属の逮捕から6月2日で2週間です。これまでの調べでケネス容疑者が基地内に出入りしていたこともわかりました。基地内での捜査は壁にはならないのでしょうか、上間記者の報告です。

上間記者「アメリカ軍属の男が逮捕されて2週間。ケネス・シンザト容疑者は犯行に使ったスーツケースをこの基地内に捨てたと供述しています」

新垣勉弁護士は「この報道は非常に衝撃的な側面を持っている。それは犯罪を覆い隠すために、基地を利用したということが見えてくるんですね」と話します。

女性遺棄事件 基地捜査は「壁」にならないか

その現場、キャンプハンセンは恩納村、金武町、宜野座村、名護市の4つの市町村にまたがるおよそ5000ヘクタールの広大なアメリカ軍施設です。

捜査関係者によりますと、ケネス容疑者は犯行に使ったスーツケースをキャンプハンセンに捨てたと供述しています。しかし、この広大な敷地のどこにスーツケースを捨てたのか、なぜわざわざ基地内で捨てたのか、疑問は解明されていません。

女性遺棄事件 基地捜査は「壁」にならないか

新垣弁護士は「基地内には日本の警察や市民は自由に入れませんので、米兵にとっては逃げやすい場所、自分の安全を確保しやすい場所だと映っている」「基地内に入って証拠物を捨てたり、埋めたりした場合は、捜索がしにくいと言う点を今回の事件は浮き彫りにしているんだろうと思います」と話しました。

ケネス容疑者が黙秘を続ける中、被害者の女性がどこで亡くなったのか捜査は困難を極め、いまだ凶器も発見できていません。容疑者の弁護士が殺人ではなくアクシデント、つまり不慮の出来事だった可能性を主張し始めている中、警察では再逮捕に向けて事件の真相に辿りつこうと懸命に捜査を続けています。