きょうはたっぷりプロボクシング世界をお楽しみ下さい。きのう中城村で行われた琉球拳闘伝。県内の若手ボクサーが挑む大会に、「倒し屋」の異名を持つ未来の世界チャンプを目指すハードパンチャーが登場、そのパンチで会場を沸かせました!

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互いの拳だけをたよりに、リングの上で殴りあう格闘技ボクシング。その起源は人類の誕生とともにあったとも言われるが現代では、選手の安全も考え、ルールも近代化され、体重によって、最も軽いミニマム級から、ライトフライ級、バンタム級、スーパーミドル級、ヘビー級など、17階級に分けられる。

1ラウンドの試合時間は3分。さらにそれぞれの選手のレベルによって、ラウンド数も違う。キャリアが上がるにつれて、4回、6回、10回戦と数を増やして戦うのだ。しかし、以前は、15ラウンドや、25ラウンド、さらには無制限といった時代もあった。

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きのう、10回目を迎えた琉球拳闘伝には、800人のファンが集まった。中でも最も注目を集めたのはセミファナルと、メインイベントの2試合。リングに上がったのは琉球ボクシングジム期待のスーパーフライ級、池原龍次とスーパーフェザー級、小谷将寿の二人だ。

小谷将寿選手「打ち合いでは負ける気がしないので」「もうしっかり打って打ち返されてで、しっかり(相手を)倒して、沖縄のファンにも小谷強いなと思われるようにそういう試合をしたら一番良いんですけどね」

2007年にデビューした小谷は“倒し屋”という異名を持つほどのハードパンチャー。ここまで戦績は8戦7勝1敗、うち6試合がKO勝ちだ!

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池原龍次選手「調子はま〜絶好調です」一方、この試合に勝てば10勝目となるスーパーフライ級の池原龍次。距離をとった戦いも、接近戦も得意とする「ボクサーファイター」の池原。パンチを繰り出すタイミングとスピードはチーフトレーナーのお墨付きだ。

きのうは全8試合、県内のボクシングジムに所属する若手らが、拳を交えた。スーパーライト級では、島袋ジムの宮城が鮮烈なデビュー戦を飾る。1ラウンド終了間際、デビュー戦とは思えないほど落ち着いた宮城の左がヒット!一度目のダウンを奪った宮城のパンチがさらに攻勢をかける2分30秒、思わずレフリーが割って入り、宮城がTKO勝ちを収めた。

ボルテージは、いやおうなく高まる会場、続く池原も、静かな闘志を燃やし、試合に備えていた・・・。 池原の対戦相手はインドネシアのウェーム・マラヒナ。今年、世界ランキングの選手と最終ラウンドまで戦い、判定に持ち込んだ高いレベルの選手だ。しかし、どんなタイプのファイターなのかは、まったく未知数だった

1ラウンドは互いに様子を探るように距離をとる・・・ 第2ラウンドに入ると、池原が徐々に間合いをつめる場面が増える。そして、第3ラウンド・・・ アッパー決まり沈むマラヒナ。池原得意のアッパーがマラヒナの顎を捉えた。嬉しい二ケタ勝利をKO勝ちで飾った。

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この試合をじっと見つめていたのは、池原に敗れたマラヒナと同じインドネシアのレイ・ラハルジョだった。つづく、メインイベントで小谷と対戦するラハルジョ。インドネシア3位の実力は12戦5勝、うち、3KO。鍛え上げられた筋肉が、小谷の試合への不安を掻き立てた。

第1ラウンド、小谷は我慢して相手の出方を見る。この試合、勝てば、さらに上のステージを目指す小谷にとって、これまでのがむしゃらに振り回すボクシングではなく、じっくり試合の流れを読んだ、一段上の戦いが課題だった・・・ 一方、ラハルジョも、小谷の動きに合わせ、いつでも前に出る雰囲気を出す。

しかし、静かな立ち上がりはここまで、第2ラウンドで、小谷が勝負をしかける!ラハルジョもこのラウンドでしかけると見た小谷サイドは引くことなく、打ち合いに持ち込む。それも、がむしゃらではなく、我慢しながら・・・

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そしてまずは右ストレート!その直後、小谷のボディーが炸裂!崩れ落ちるレイ・ラハルジョ。2分3秒!小谷がハードパンチャーとして申し分のないKOで相手をマットに沈め9勝目、7つ目のKO勝ちで勝利をつかんだ。

今後、小谷選手は、ランキング入りを目指し、来年早々にも世界ランキングの選手と対戦もしたいと意気込んでいました。