本部「家族のようなチームが挑む最後の夏」

めざせ甲子園、4校目のきょうは本部高校です。21世紀枠でのセンバツ出場にあと一歩のところまで迫るなど、今年注目の1校となった本部。選手と監督がまるで家族のようなチームなんです。

2020年、この年をどこよりも期待を胸に迎えたのはこのチームかもしれません。

茂刈海翔選手(1月4日)「ワクワクしています。甲子園に行きたいという気持ちでいっぱいでした」

春のセンバツ・21世紀枠候補の九州地区代表に選ばれ甲子園出場の目前にまで迫った本部。結果、吉報は届きませんでしたが選手たちにとっては自信につながった出来事でもありました

めざせ甲子園 本部高校

幸地怜央主将「あと一歩というところまで来られたというのは自分たちがここ(本部高校)に来て間違いじゃなかったなと思いますし、地元のメンバーでもやれるんだというのがわかったというかそれが良かったです」

今年、最後の夏を迎える3年生はマネージャーを入れて15人。全員が地元出身でその多くが中学時代に県でベスト4入りも果たした本部中学校の選手たちです。

島袋琉生選手「地元のメンバーで全国へ行って全国で戦いたいと本部高校にみんなで来ました」

めざせ甲子園 本部高校

仲榮眞佑選手「小学校から一緒の人もいるし中学校から一緒になった人もいてみんな仲はいいです」

小さい頃からお互いを知り兄弟のように仲の良い選手たちが地元から甲子園を目指そうと本部高校に入学。そんな彼らを指導するのが宮城岳幸監督。野球の指導はもちろん。選手たちが練習の合間に取る食事も監督自ら調理してきました。

午前8時前、その姿は開店前のスーパーに。宮城岳幸監督「朝並ぶと肉類が半額で販売されているのでそれを高良部長と2人で取りたいと思います!」

限られた費用の中で選手たちに少しでも多く食べてもらうために朝早くからスーパーに通う野球部の監督。開店と同時に、カメラマンも置いていかれる速さで肉売り場へ直行!この日も狙いの品はしっかりと手に入れました。

宮城岳幸監督「きょうはよかったですよ鶏もも肉約3キロで1100円ですから」ここまでしてくれる監督に選手たちも厚い信頼を寄せています

茂刈海翔選手「自分たちのために動いてくれて、お父さん的存在」

幸地怜央主将「自分たちを本当の子どものように接してくれて」

まるで家族のような関係の3年生と監督。そこには、このチームの成り立ちがあります。

めざせ甲子園 本部高校

宮城岳幸監督「この学年が来る前5人でしたから部員がよくそれでも本部高校に来てくれたなという、ありがたいなという思いでいるんです」

一時は統廃合計画が持ち上がるなど生徒数の減少が懸念されている本部高校。2年前には野球部も部員数が5人にまで減りましたが、今の3年生たちが入部したことで今の活気ある野球部があるのです。

宮城岳幸監督「この子らのためだったらこれだけできることは間違いないです。あと進路までちゃんと面倒を見る気持ちでずっと甘やかさずに接しています」

その思いに選手たちも応えようとしています

幸地怜央主将「(練習は)長くてきつい部分もあるんですけど、先生も朝早くから来てますし自分たちのためにやってくれてるんだと思って、もっと頑張らないといけないなって思いで練習をやっています」

3年生たちが目指してきた「地元から甲子園へ」この夏、その夢は絶たれてしまいましたが監督はあえて選手たちにはっぱをかけました。

茂刈海翔選手「甲子園がなくなって泣くんじゃなくて、じゃなくて(県大会で)優勝して、インタビューで泣けと言われました」

宮城岳幸監督「県大会が実施されるとして、そこで、勝って悔しがったほうがいいんじゃないか、と」

センバツの21世紀枠もあくまで候補どまり。この夏、県大会で優勝して甲子園出場の権利を得てから、悔しがれ。1つの家族のような強い絆で最後の最後まで、チーム・本部の夏は続く。

島袋琉生選手「全力プレーでみんなと協力して優勝目指して頑張りたいです!」

幸地怜央主将「最後の夏はこのメンバーと一緒に最高の喜びを味わいきれるように優勝目指して頑張ります!」

集合「沖縄一 長い夏へ よぉし!」

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