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2012年度テレメンタリー年間最優秀賞

第18回平和協同ジャーナリスト基金奨励賞

第4回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル大賞

ギャラクシー賞テレビ部門受賞

平成25年 民間放送連盟賞 九州沖縄地区 報道部門最優秀賞

2013年 日本ジャーナリスト会議 JCJ賞

山形国際ドキュメンタリー映画際2013年アジア千波万波部門正式招待作品

2013年8月10日ポレポレ東中野、桜坂9月公開、大阪、神戸、名古屋、福岡、横浜でも公開決定

沖縄県の上映劇場  桜坂劇場 シネマパニック宮古島

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テレビドキュメンタリー「標的の村」は過去二回、放送しています。テレビ朝日系列のテレメンタリーとして全国放送したのは2012年の9月。10月のオスプレイ配備の1か月前、どうしてもその前に全国にこの状況を知って欲しいと企画をねじ込んだ30分の番組作りでした。

2回目は12月1日、こちらは46分ですが沖縄ローカル放送です。本来は東村高江のお話ですから、9月の放送以降、10月に予定どおりオスプレイが配備されてついに高江にオスプレイがとんだという絶望的な結末が想定され正直、そんな番組は作るこちらの気持ちが持たないとディレクターの私自身腰が引けていました。

しかし、10月1日配備を前にした沖縄の抵抗はかつてなく激しいものでした。普天間基地を封鎖するという県民の怒りの渦中にあって、座り込む方も、排除する方も、そして報道する側も泣きながらという修羅場そのものでした。ところが、気がつくとこれは全国ネットには全く載っていませんでした。正確には、QABとテレビ朝日だけが、大山ゲート始めすべてのゲートを封鎖した前代未聞のライオットを放送したことになります。

辺野古と高江をずっと取材してきた私達にとってオスプレイはこの17年の欺瞞の象徴であり普天間を封鎖するほどの怒りは充分想定していたことでした。どうやって逮捕者が出ないよう、また出たらそれをどう報道するのかシミュレーションをしながら迎えた事態でもありました。

だからこそ、複数のカメラマンと取材者を配置して一部始終を捕えることができたのです。でも、結果的にはその意味をきちんと報道するメディアが放送局は特に少なかった。その記録を世にきちんと提示する義務があると思い直し、素材をプレビューするのさえ胸が詰まる映像でしたが歯を食いしばって向き合い、46分バージョンを作りローカルで放送しました。

すると、直後にその映像がネットにあがり、一人歩きを始めます。アクセス数あっという間に3万を超え、基地問題のドキュメンタリーという地味な内容にもかかわらず、DVDで欲しいという依頼が報道部に殺到し始め、許可のあるなしにかかわらず、全国放送されていないために、そのDVDを使って上映会や勉強会をする方々が後を絶たないという状況が生まれました。

ローカルを超えて、全国の方々にそこまで求められる内容を含む映像であるのならば、なんとかそれにこたえたい。元々沖縄のこの問題を広く知ってもらいたいために報道しているのですから、地域に密着したテレビ報道マンの日々積み重ねている貴重な時代の証言や記録を電波という枠にこだわらずお届けするというのも立派なテレビ報道マンの仕事ではないかと思い至りました。

テレビドキュメンタリーの劇場映画化はANN系列でも初めての試みでいろいろと越えねばならぬ壁もあり、テレビ朝日始め多方面のみなさまのご理解ご協力なしには成立致しませんでした。この場をお借りして深く感謝申し上げます。

91分に編集しなおした「標的の村」テレビではお見せできなかったシーンテレビでは味わえない長いカットそしてまたテレビ局の機動力無くしては捕えられなかった普天間基地のゲート前に身を投げ出した人々の生々しい怒りと悲しみ、有形無形の暴力今、まさに進行中の沖縄の基地を取り巻く現状を是非大きなスクリーンで見届けて下さい。

この島と、国の、不幸な関係をもうこれ以上次の世代に丸投げしたくはない。

そんな思いで制作致しました。そのためには、全国も皆さんのお力が必要です。どうか劇場に足をお運び頂いて、91分間おつきあい下さい。

2013/06/26

是非、映画館に足を運んで下さい
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標的の村を映画化にしたいと思った率直な理由は、今まで米軍や日本政府がひた隠しにしてきた事を全国の人に知ってほしい、観てほしい、考えてほしいという思いからです。

オスプレイ用のヘリパットの建設に反対し東村高江の人達が5年前から座り込んだ。それだけで、国が住民を訴えると言う前代未聞の事が起き……沖縄の人間としてはガッテンならん!!(合点がいかない)と叫びたい気持ちです。

静かで平和な暮らしをしたい!子供達の将来の為に反対するのは当然のこと。それなのに国はいったい何をしてくれてるんだと高江に通うたびに、疑問が膨らんでいきます。

10万県民の声を無視したオスプレイ配備はガッテンならん!

県民の怒りに火がつき普天間基地を封鎖する事態になりましたがそれも全国には伝わっていません。今まで県内でしか放送されなかった沖縄県民の思いが「標的の村」にはぎっしり詰まっていると思います。

それを、91分というテレビではなかなか許されない長尺で、しかも大きなスクリーンで見て頂けるということはカメラマンとしては非常にありがたく、貴重なチャンスを頂き幸せなことだと思っています。

是非、映画館に足を運んで下さい。

撮影・編集 寺田俊樹


ヘリパッドいらない住民の会のみなさんから映画公開に向けたメッセ―ジが寄せられています!

安次嶺 現達 メッセージ

ヤンバルの豊かな自然を守りたい。家族を守りたい。ただ、それだけです。

安次嶺 雪音 メッセージ

沖縄北部にあるヤンバルの森は世界的にもとても貴重で豊かな自然環境です。

この小さな島の小さな森の中でしか生きられない植物や動物が沢山います。私もそうです(笑)街で暮らす人も、田舎で暮らす人も、森で暮らす人もすべての生き物は森がなければ生きて行く事が出来ません。

なぜなら森はきれいな空気ときれいな水を生み出すからです。っと言う事は世界中の豊かな自然を守る事が、明るい未来を築く事につながって行きます。とてもシンプルで簡単な事です。

「戦争」は何一ついい事がありません。すべてを壊してしまいます。

沖縄の人たちは戦争の悲惨さをよく知っています。戦争につながるすべての事にNO!っと声を挙げる。 一人一人の小さな声はどんどん大きくなって、世界中に響き渡ります。私たちが子供達に残し伝えたいのは、平和で自然豊かな明るい未来です。

みんなで明るい未来へ向かって歩いて行きましょう。

海月 メッセージ

一人でも多くの人に「標的の村」を見てもらって高江の事を知ってくれる人が増えたら嬉しいです!

斉藤 織江 メッセージ

SACO合意では、「あくまで」北部訓練場の「過半の返還」を条件にしての高江でのヘリパッド建設としていますが、これは蓋を開けてみると、現在どのみち使われていない過半の土地を返す「かわりに」米軍にとって効果的な訓練、(高江の集落を標的とし、ぐるり取り囲むヘリパッド含む)基地の「固定化」をもくろんだ計画なのです。

石原 岳 メッセージ

高江はヘリパッド建設の反対運動の場とかそういうことだけじゃないんですよ。座り込みに参加している住民は、ほとんど絶賛子育て中の家族ばかり。くらしの中に座り込みがある。

だから座り込みも人との出会いやいっしょに食べるごはんや音楽とか楽しむ機会もふやしてやっていきたい。こんなことが、いつまで続くんだろうと悩む事も多いけど。

『標的の村』をみれば、高江で起こってる問題だけじゃなくて、子どもたちのパワーも感じられるんじゃないかな。

三上さん、ありがとう。この映画を観てなにかを感じたら、みなさんの小さな力を貸してください。知るだけで終わらないで。

一歩、踏みだしてワンアクションをお願いします。

石原岳 いしはら たけし (高江在住 ミュージシャン)
ホームページ『発酵する世界』 http://hakko319.tumblr.com/

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