2017年11月10日 18時30分

Qプラスリポート トランプ来日を境に激化 地元犠牲の訓練「同盟」

Qプラスリポートです。東村高江にアメリカ軍の大型輸送ヘリが不時着炎上した事故からあすで1カ月です。

ことしはオスプレイの緊急着陸や津堅島沖でのパラシュート降下訓練そしてF35Aの暫定配備など、政府が言う「沖縄の基地負担軽減」とは相反する事態が続いています。かすむ負担軽減の実態を考えます。

トランプ大統領「かつて戦争した国同士が、今は共により良い世界を追求するパートナーだ」

5日、東京・横田基地の格納庫で演説したトランプ大統領。

Qプラスリポート トランプ来日を境に激化 地元犠牲の訓練「同盟」

トランプ大統領「米軍と自衛隊の(相互)運用能力はかつてないほど高くなっている」

日米同盟の深化が、地域の安定に貢献していると話し、アメリカ兵、自衛隊員ら2000人を鼓舞しました。

この2日後、長崎・佐世保基地。エアクッション型の揚陸艇、「LCAC」が、配備23年目にして、初めての夜間訓練を実施。夜間早朝の訓練をさせないことを条件に配備を受け入れた地元・西海市の中止要請は、聞き入れられませんでした。

トランプ大統領の来日に合わせたかのように、激しさを増す、アメリカ軍の訓練。その影響が象徴的に表れるのは、やはり、沖縄です。

Qプラスリポート トランプ来日を境に激化 地元犠牲の訓練「同盟」

アメリカ空軍の最新鋭ステルス戦闘機、F35A。アジア、太平洋地域では初めて嘉手納基地に配備され、7日、本格的な訓練を始めました。長崎での訓練強行と同じ日です。

米空軍・ジェイソン・ルーシュオフ大佐「地域情勢が悪化し始めるかなり前からこの派遣は計画されていた」

この日、嘉手納基地内に報道各社を招待したアメリカ軍は、異例の会見を行いました。

米空軍・ジェイソン・ルーシュオフ大佐「…パートナー国との関係をさらに向上させていきたい」

「パートナー」という言葉を繰り返した指揮官。自衛隊との共同訓練にも意欲を見せ、日米の連携強化が配備の目的の1つであることを明言しました。

記者「夜間早朝の飛行はしないと言ったが、軍の運用をしばることになる。運用によっては飛ぶこともでてくるのでは?」

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米空軍・ジェイソン・ルーシュオフ大佐「もしも第18航空団の飛行機が早朝や夜間に訓練をする可能性も無きにしも非ずです」

「地元の方々とも仲良くなりたい」と、あえて会見を行なった狙いとは裏腹に、隠しきれなかった、訓練優先の軍の論理。

この日、嘉手納町ではF35Aの訓練で、最大107.7dbの騒音を記録。翌日、訓練2日目には、1機が緊急着陸し、消防車両に囲まれました。事故の不安も拭えません。

小野寺防衛大臣「今、安全保障環境が大変厳しい状況にある中、この東アジア地域に対して米側が一定のプレゼンスを示すこと。そういった意味で今回の暫定配備については一定の役割があるのではないかと思っています」

アメリカ軍の立場を代弁する政府。そして。

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アメリカ軍は、7日、津堅島で中止要請を無視したパラシュート降下訓練を強行しました。長崎の佐世保、嘉手納、津堅島で、同じ日に強行された訓練。

日米同盟のために地域住民が犠牲になる構図は、いつまでたっても変わらないどころか、より深刻になっています。

基地負担は軽減されるどころか、地元の声に耳を傾けず、アメリカ軍の都合だけで運用される事態が続いています。

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