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2014年7月、貴重なサンゴの鍾乳石が確認された名護市辺野古の長島で、灯台や桟橋など、島内の施設の使用や立ち入りを禁止する看板が新たに設置されたことがわかりました。

看板は19日、海上保安庁が設置したもので、島内の灯台や桟橋のほか、それらをつなぐ通路について、許可のない使用や立ち入りを禁止しています。

長島では7月、貴重なサンゴの鍾乳石が確認されましたが、基地建設に向け、政府が設定した立ち入り禁止区域に近いことから、その影響を懸念する声が上がっていました。

基地建設に反対する人は「アジサシや野鳥の巣作りの場所でもあるし、こういうところを立ち入り禁止にするということは、とても情けない思いでいっぱいです」「とてもきれいなところなんで、ああいうところを見せたくないということ以外考えられないですね。あらゆる意味で反対する人に対して圧力をかけてるんだと思います。運動の委縮を狙ってるんじゃないですか」と話していました。

看板を設置した目的について、海上保安庁は、国有財産である施設の損壊や事故を防止するためとしていて、長島への立ち入り自体を制限するものではないと説明しています。