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平成から新たな元号に代わる「改元」に便乗した詐欺が全国各地で発生しています。危うく被害に遭いそうになった女性の家族が証言しました。

被害に遭いそうになった女性の息子は「元号が変わったら、そういうのが必要なのねという感じで(疑わずに)書いたって言ってました」と話していました。

家族や警察によりますと、2月上旬、那覇市内に住む一人暮らしの79歳の女性のもとに「全国銀行協会」という実在する団体をかたった封書が届きました。女性は同封されていた申込書に暗証番号などを記入して、返送してしまったということです。女性が新聞記事で、改元詐欺のことを知り、家族に相談したことで被害が発覚しました。

被害に遭いそうになった女性の息子は「私の母なんですが、登録されている以外の電話番号は絶対取らない。『私はかからない』といつも思っているような人なので、今回の件に関してはちょっと落ち込んでいます」と話していました。幸い、口座から現金は引き落とされていなかったということです。