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嘉手納基地でのパラシュート降下訓練に副知事が抗議

副知事が直接抗議です。

謝花副知事は12日、アメリカ空軍嘉手納基地を訪れ、嘉手納基地でのパラシュート降下訓練に抗議しました。

嘉手納基地でのパラシュート降下訓練は、伊江島補助飛行場に移転するとした1996年の日米合意がありますが、2019年は1月、2月と嘉手納基地での実施が相次いでいます。

例外的な場合にしか許されていない訓練が相次いだことを重くみた県は、アメリカ空軍を県庁に呼び出し抗議する予定でしたが軍は応じず、謝花副知事が12日、嘉手納基地を訪ねて直接抗議しました。

謝花副知事「県民の不安・負担を軽減するためにSACOの最終報告がなされたと、当初は例外もなかったはず。それが米側の運用の必要性から例外が認められた。この例外というものが軽くみられているのではないかということを強く申し入れた」

嘉手納基地でのパラシュート降下訓練全面中止の要請に対しアメリカ空軍の回答は。

謝花副知事「こういう要請を受けるのを残念に思うんだ、という話がありました。もし誤った運用を行ったということであれば、しっかりと謝罪するけれども、今回の件は我々(米軍)としては、厳格に運用してSACOの合意違反には当たらないと考えていると」

第18航空団のケース・カニングハム准将は、嘉手納基地でのパラシュート降下訓練は48時間前には通知したなどとして、合意違反にはならないとの認識を示したため、謝花副知事は基地負担軽減がSACO合意の趣旨だとして、合意の原則を守るよう改めて求めました。