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県民投票に、いち早く不参加を表明していた宮古島市。県議会の3択案可決を受けて、下地敏彦市長は、他の市町村と足並みを揃え、県民投票を実施することを決断しました。

宮古島市の下地敏彦市長は「県議会における2度の審議と議決、ならびに県当局、全県実施への強い決意が示されたことを重く受け止め、宮古島市は、県民投票を実施することといたしました」と発表しました。

宮古島市の下地市長は、県議会での決定を尊重するとともに、全県実施に向けた県の強い思いが示されたことを重く受け止めたとして県民投票の実施を表明しました。

県民投票を巡っては、選択肢を3択にすることで、対立していた与野党が合意し、県議会で改めて可決。不参加を表明していた5つの市に再び判断が委ねられていました。

下地市長は31日、市議会の与党と野党の双方に自身の考えや、これまでの経緯を説明しました。与党の棚原芳樹市議は「市民の投票の権利を奪えないという、最終的な市長の決断、判断だと思っています」と話していました。

野党の國仲昌二市議は「もっと早い時期に決断があれば、これだけ混乱しなくて済んだのかと思うんですけど、これからがスタートだと思っているんで、自分たちの立場を市民に訴えていく運動をしていきたいと思います」と話していました。

下地市長は「選挙管理委員会に24日で大丈夫かと確認しました。フル回転すれば大丈夫だということは確認しています」と話していました。

下地市長は、宮古島市も24日に投票を実施する方針です。

2月1日には、沖縄市と石垣市で臨時議会が開かれ、宜野湾市でも会合が予定され、実施が決まる見通しです。これで全県で足並みを揃えて県民投票が行えることになりそうです。

ようやくスタートライン。辺野古埋め立てを県民はどう見るか、本題に入れそうです。