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1月28日護岸工事が始まった辺野古の大浦湾では、環境保護団体がサンゴ礁の健康度をチェックする「リーフチェック」を行い、4つの調査ポイントのうち1カ所でサンゴの大幅な減少を確認したことを明らかにしました。

日本自然保護協会は、27日と28日の2日間で、大浦湾の4カ所のサンゴ礁のチェックを行いました。2015年から今回4度目となるリーフチェック。今回の調査の結果、4カ所のうち「チリビシのミドリイシ群集」の生きているサンゴを表す被度が、2018年の16.3パーセントから9.3パーセントと7ポイントも減っている結果になりました。

調査の後で会見した、日本自然保護協会の安部真理子さんは「(チリビシのミドリイシ群集については)秋に台風24号と25号と続けて大きなのが2つ来たために、大きなテーブルサンゴがひっくり返されたり、物理的な被害を受けるということになってしまって被度が下がっています。」「それ以外については、今のところ健全なサンゴ礁で見られる範囲ですが、今後工事が進むようなことがあれば、水質の悪化という形で出てくる可能性があります」と話しました。

また、日本自然保護協会は1月21日付けで、軟弱地盤に関わる設計変更に関して、辺野古の埋め立て工事の即時中断を求める意見書を安倍総理大臣など政府関係者や沖縄防衛局あてに送っていますが、どこからも回答はないということです。