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辺野古「軟弱地盤」で設計変更 新工区へ土砂投入へ

辺野古の新基地建設予定区域で一部、マヨネーズ状に軟弱な海底地盤が存在することについて、政府が設計変更を検討していることがわかりました。

設計変更に着手するのは埋め立て予定海域の東側で、沖縄防衛局が実施したボーリング調査により、地盤の強度が非常に柔らかい地点が複数確認されています。

政府は2019年春にもこの部分の改良工事に向けた設計変更に着手し、2019年内に県に対し、埋立承認の変更を申請したい考えです。

この問題について、22日午前、岩屋防衛大臣は「地盤の軟弱性というものが見られたわけであって、追加のボーリング調査を行っております。調査結果に基づいて、適切な対応を私どもはとっていくつもりでございます」と話しました。

ただ、岩屋大臣は工期など具体的な質問に対しては「現在、審査請求中でございますので、やがての段階でそこは正確にお話をさせていただきたいと思います」と話しました。

また記者の「地盤改良だけでなくケーソン護岸の設計変更も必要とお考えか?」との問いに、岩屋防衛大臣は「そのことについてもですね、しかるべき時期にしっかりとご対応させていただきたいと思っております」と答えるにとどまりました。

一方、玉城知事は変更後の計画を承認しない構えで、工期は大幅に遅れる見通しです。

また、政府は1月21日、現在辺野古で土砂を投入している場所の隣の工区、およそ33ヘクタールについて、3月25日に土砂投入を開始すると県に通知しました。

2月の辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票が行われた後となる土砂投入となる計画で、県民の反発は必至です。