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県内企業の挑戦を応援するQビズです。今月から那覇空港で、航空機の整備を専門に行う事業がスタートしました。国内最大規模の格納庫で始まった航空機整備ビジネスについてお伝えします。

Qビズ 航空機整備ビジネスが始動

那覇空港の滑走路から見える、巨大な格納庫。一体、何が行われているのでしょうか。

Qビズ 航空機整備ビジネスが始動

広い格納庫の中にあるのはボーイング737。そして隣の区画には、ボンバルディアのQ400。格納庫は、事務所などを含めた敷地面積がおよそ3万平方メートルと、国内最大規模。大型機1機と小型機3機を同時に整備することができます。

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ここで整備を行うのは、国内初の航空機整備専門企業、MRO Japan。

実近記者「今、機体の整備を終えたボーイング737型機がゆっくりと格納庫から出てきています。こうした小型旅客機の整備を専門とする事業が今、那覇空港で始まろうとしています」

MRO Japanは沖縄での事業スタートを目指し、2015年に設立。去年まで、大阪で人材育成などの準備を行ってきました。

毎年、県出身者およそ20人を採用していて、私たちが取材した時は、入社1カ月の1期生が緊張しながら、整備の基礎を学んでいました。

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志喜屋匠吾さん(2016年当時)「今まで見ているだけだった航空機を自分の手で整備するその喜びが一番の魅力だと思います」

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MRO Japanはいよいよ今月から全ての機能を那覇空港に移し、整備事業をスタート。整備は大きく分けて、フライトの間に行うライン整備と数年ごとに行うドック整備があります。MRO Japanが主に担当するのはドック整備。短いものでは数日、長いと1ヶ月に及びます。

MRO Japanでは今後、那覇空港でANAグループの機体を中心に、年間100機の整備を予定しています。

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MRO Japan 植草さん「この那覇空港はいろいろな海外の航空会社乗り入れたりしていますので、そこにビジネスチャンスがないかと」

今後は、増加する海外のLCCの整備受注も目指します。

現在、社員はおよそ230人。そのうち60人が県出身者です。3年前に新入社員だった志喜屋さんは、今では機体の目に見えない傷を検査する社内資格も取りました。

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志喜屋さん「とても大きくて、この大きい空間にたくさん飛行機が入っている姿を思い浮かべると、やっぱりうれしい気持ちになりました」

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MRO Japanの設立から、現場の整備を統括してきたのは、ANAの整備士の中で、トップ・オブ・トップといわれる内間さん。航空機整備39年のスペシャリスト、那覇市出身です。

内間さん「本土に行って(航空整備士資格を)とった私たち含めているんですけど、この地で資格をとっていきながら、この会社を大きくしていって、航空機産業の発展に貢献できるということに関してはすごくうれしい。こんなことが沖縄で事業できるっていうのは、本当にうれしく感じています。私たちの目指すところは品質、それと安全。飛行機は1つのミスも許されない、人の命を預かって飛ばすというところでは、より高い品質を私たちは武器に海外のMRO(航空機整備事業)と戦っていきたい」

Qビズ 航空機整備ビジネスが始動

来年度には第2滑走路の共用も始まる那覇空港。航空機整備ビジネスという、新しい産業に注目が集まっています。

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