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県民投票 市町村で足並み乱れも

辺野古埋め立ての賛否を問う「県民投票」。2019年2月の実施に向けた各市町村の動向が佳境を迎えています。

県民投票を実施するための補正予算を巡って、浦添市議会は紛糾しました。先週の議会では否決されましたが、松本市長がやり直しを求めたことで21日再度、審議。結果、予算が確保され、県民投票が実施される見通しになりました。

21日は7つの自治体で補正予算の採決がありました。可決したのは6つの市町村。否決したのは糸満市の1市です。

今後4つの市町村で採決が予定されています。

ここからは石橋記者に入っていただきます。否決した自治体が複数あって全県的な県民投票に向けて一筋縄とはいかない高い壁があるように感じられますね。

県民投票 市町村で足並み乱れも

記者「そうですね…、きょうまでに38の自治体で予算の審議が行われました。」「予算を可決して県民投票の実施に向けて進んでいるのが「30」自治体、一方で、否決しているのはきょう採決が行われた糸満市やおととい実施しない意向を示した宮古島市など8つの市町村です。」

なぜ、こんな結果になったのでしょうか?

記者「各自治体の「足並みの乱れ」について市町村長を見ていくと〝ある〟傾向が見えてきます。」「予算を否決した〝8〟つの自治体の市町村長は9月の県知事選挙で玉城知事ではない方の候補者を支持していました。」「議会との関係もありますが、こうやって考えていくと玉城知事への反発のようなものも透けて見えてきます。」

投票の機会を奪わないでほしいという声も出ていますし、足並みを揃えた取り組みになるのが望ましいですよね。

記者「はい、辺野古は今まさに、土砂が投入され埋め立てが続いています。県民の民意が置き去りにならないよう投票の機会を与えてほしいと思います。」