2018年12月12日 18時30分

“選ばれる卵”を目指して 2代目養鶏農家の挑戦!

さて、食卓に欠かせない卵を巡って、今、ある問題が起きています。

"選ばれる卵"を目指して 2代目養鶏農家の挑戦!

県外産の卵が多く出回り、県産卵の卸売価格が下落しているのです。そんな中、〝地元で選ばれる卵〟を目指して奮闘する養鶏場があります。その戦略を取材しました!

うるま市にある徳森養鶏場。1967年から51年続く老舗の養鶏場です。代表をつとめるのは、29歳の2代目・ノーマン裕太ウエインさん。

徳森養鶏場ノーマン裕太ウエインさん「全部の作業に入っていると迷惑をかけたりしちゃって今は鶏糞作業をメインにやっている」

アメリカ人の父を持ち、大学卒業後は通訳などの仕事をしてきたノーマンさん。

"選ばれる卵"を目指して 2代目養鶏農家の挑戦!

去年、創業者の祖父・誠助(せいすけ)さんから経営を引き継ぐと、鶏やエサの数を見直すなど、鶏舎の管理を徹底。創業当時、わずか500羽だった鶏をおよそ2万4千羽に増やし、売り上げを伸ばしています。

徳森養鶏場ノーマン裕太ウエインさん「祖父に任せようと思ってもらえた若い今だからこそできる動きというか発信できる形を作れたら」

その言葉通り、ポスターには自らが登場。

"選ばれる卵"を目指して 2代目養鶏農家の挑戦!

ロゴマークには養鶏場らしからぬおしゃれなデザインを採用!そこには〝養鶏のイメージを変えたい〟という思いがあります。

徳森養鶏場ノーマン裕太ウエインさん「格好良くおしゃれにできる部分とかパッケージとかいろんなところで工夫してみなさんが来やすい場所を作りたい」

そして今、最も力を入れているのが〝ブランド卵〟の開発。その材料となるのが!

徳森養鶏場ノーマン裕太ウエインさん「これ全部芋なんですけど」

"選ばれる卵"を目指して 2代目養鶏農家の挑戦!

伊計島でつくられた黄金いも。水分量が多く、甘みが強いうるま市の特産品です。規格外のいもを農家から譲り受け、それを鶏に与えることで、卵が甘くなり、黄身が鮮やかになるといいます。

徳森養鶏場ノーマン裕太ウエインさん「つけにんじんとかモズクとか特産品がいっぱいあるのでいろいろと試した中で一番相性が良かったのが黄金いもだった」

試行錯誤の末に誕生したオリジナルブランド”くがにたまご”

評判も上々です。

卵を買いにきた人「濃いというのか(味が)本当に違う。子どもにあげて孫にあげて広がってしまって」

地元では商品開発も進んでいます。

"選ばれる卵"を目指して 2代目養鶏農家の挑戦!

こちらは、くがにたまごを使ったオリジナルケーキ!

中村アナウンサー「生地がとっても柔らかいですそしてほのかな優しい甘みがありますね」

10月、県産卵の卸売価格は、Mサイズ1キロあたり228円でしたが、11月には205円まで下落。さらに今月に入り、195円と下がり続けています。

県外産の流通が増えたことも要因とみられ、県養鶏協会は、安い卵を大量に仕入れる県内の量販店などに対し、県産卵の取り扱いを求める”異例の要請”を行ったばかりです。

県養鶏協会平良隆副会長「もうちょっと生産者含めて団体に(生産体制の構築などを)頑張ってほしいという激励を受けているのでしっかりと取り組んでいきたい」

徳森養鶏場ノーマン裕太ウエインさん「(卵を)選択する基準が価格だけになってしまっている部分がもったいなくて。県内ならではの内容だったりこだわりの部分だったり、各地各生産者がいろんな色を出していかないと」

鶏舎を増やし、3年後には6万4千羽の飼育を目指している徳森養鶏場。”地元で選ばれる卵”への挑戦が続きます!

"選ばれる卵"を目指して 2代目養鶏農家の挑戦!

徳森養鶏場ノーマン裕太ウエインさん「沖縄を代表する卵になれたらいいなと。うるま市の人がうるま市の卵ですよって持っていってもらえるような卵になれたらいいなと思っている」

qablog-mono.pngCopyright © QAB. Ryukyu Asahi Broadcasting Corporation. All rights reserved.
  No reproduction or republication without written permission.