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白保リゾートホテル 工事差し止め求める裁判始まる

石垣市白保で建設計画が進むリゾートホテルの工事差し止めを求める裁判の第1回口頭弁論が、開かれました。

訴状などによりますとこの裁判は、石垣市白保集落で計画されているリゾートホテル建設により、住民の生活環境や周辺の自然環境が損なわれる恐れがあるとして住民らが、工事の中止を求めているものです。

12月6日の裁判では、白保集落で漁業などを営む原告団代表が、ホテル建設によって貴重なアオサンゴなどが生息する生態系に大きな損害を与える恐れがあると主張しています。

裁判の後、原告代表新里昌央さんは「サンゴがどれだけ多くの生き物を支えているか、サンゴがもしなくなってしまえば白保の海は死んでしまう。だからこそ守らなければいけない」と話しました。

一方、訴えられたリゾートホテルを建設する会社側の弁護士は、「原告側の請求の棄却を求める」とコメントしています。

この問題では、これまでも地元が反対している他、石垣市も不同意としていますが、県が2018年3月に事業者へ開発許可を出したことから地元の強い不信感を買っています。