2018年11月22日 18時45分

夢に向かって奮闘!外国人介護士!

夢に向かって奮闘!外国人介護士!

こちらの数字をご覧ください。1534人。これは2年後、2020年度に不足するとみられている介護人材の数です。

65歳以上の高齢者が21パーセントを超え、超高齢社会に突入した沖縄。2025年度には、さらに増えて約4000人の介護人材が不足すると見込まれています。

こうした中、期待されているのが外国人。現在、劣悪な環境で働かされる実態などが社会問題にもなっていますが、一方、県内では将来への夢と希望を抱き仕事をしながら資格取得を目指しているアジアの若者たちがいます。

日本とアジアの経済連携協定・EPAに基づいて国家資格の取得を目指し日本で働いている介護福祉士の卵たちを取材しました。

Qプラスリポートです。外国人労働者の劣悪な労働環境が問題になっていますが、一方、沖縄で生き生きと働くアジアの若者たちがいます。日本とアジアの経済連携協定・EPAに基づいて国家資格の取得を目指し日本で働いている介護福祉士の卵たちを取材しました。

夢に向かって奮闘!外国人介護士!

ノフィさん「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10」「上手!私のおばあちゃん!」

元気で輝く笑顔がチャームポイントのノフィさん。インドネシアからやって来ました。こちらはアデルさん。同じインドネシアの出身です。入居者の変化にいち早く気づき、気配りができるのが彼女の持ち味!

アデルさん「よねこさんご飯は?あともう少し食べて。頑張って。これ下げましょうね。美味しいですか?」入居者「何でも美味しい」アデルさん「食器は美味しくないよ(笑)」

夢に向かって奮闘!外国人介護士!

彼女たちが介護士として働いているのは、南城市にある特別養護老人ホーム「東雲の丘」。なぜ日本にくることになったのでしょうか?

アデルさん「お姉さんはもう亡くなったから、お姉さんの子どもは2人います。お母さんとお父さんが育てています」「お母さんとお父さんを手伝いたいです」

アデルさんは元々母国・インドネシアで看護師をしていました。しかし、アデルさんの姉は子どもを出産した1週間後に亡くなりました。残された子どもたちの面倒をアデルさんの両親が見ることになったため、家計を支えるため、賃金の高い日本で働くことを決意したということです。

一方で、ノフィさんは看護の大学を卒業後すぐに、スキルアップを目的に日本にやって来ました。

ノフィさん「国家試験に合格したら日本に住みたいです」「インドネシアの仕事と日本の仕事では、日本のほうが(給料や技術などが)良い仕事と思います」

夢に向かって奮闘!外国人介護士!

人材不足が叫ばれる介護業界。施設が彼女たちを受け入れているのは単に人材不足を解決するだけではありません。彼女たちは日本とアジア3国が結んでいる経済連携協定・EPAに基づいていて、介護福祉士の候補生として働いているのです。日本では、介護技術を学ばせてほしいという連携国からの強い要望を受け、10年前から外国人の受入れを始めています。

東雲の丘では、8年前、県内では初めて外国人の受入れを始め、現在11人が働いています。彼女たちは3年以上、介護施設で働いたあと「介護福祉士」の国家試験を受験します。そのため、1日の仕事が終わると日本語や試験勉強に取り組むのが日課です。

アデルさん「(日本語は)難しいです。漢字とか」ノフィさん「国家試験に合格するように、一生懸命仕事して、一生懸命勉強する」

夢に向かって奮闘!外国人介護士!

2人はこの施設で働いてもうすぐ1年。試験は2年後に迫っています。仕事と勉強に明け暮れるハードな日々。それに加え、母国を離れての生活。

アデルさん「寂しいです」「お仕事終わったら、お母さんと(電話で)話します」ノフィさん「寂しいけど、毎日(家族と)電話できるから大丈夫です」

2人には、寂しいときに心を癒してくれる歌があると教えてくれました。

ノフィさん「(Q、どんな歌ですか?)賛美の歌。神様のために歌う。私たちはクリスチャンですから」「(Qどういうときに聞く歌ですか?)ちょっと悲しくなったとき」アデルさん「悲しくなったらこの歌を聞く」

夢に向かって奮闘!外国人介護士!

懸命に働き、学ぶ彼女たち。彼女たちの存在は、ともに働く同僚に、そして介護をうける入居者にの心に明かりを灯すものとなっていました。

伊佐ひとみユニットリーダー「最初のころは言葉の壁とかで不安もあったんですけど、(外国人介護士たちは)明るいのと、人懐っこいというので今安心しています」

夢に向かって奮闘!外国人介護士!

入居者「(最初は)知らない国の人だから心配でした」「優しい」

はるばる海を渡り、インドネシアからやって来た外国人介護士。沖縄で夢に向かって奮闘しています。

日本では、経済連携協定、EPAに基づき、インドネシア、フィリピン、ベトナムから介護福祉士の卵を受け入れているんです。2008年からやって来たのはのべ4300人。

この制度では、報酬は日本人労働者と同等に補償されているということですが、それでも母国を離れ、語学や習慣の壁がある中、きっとものすごく努力しているのだと思います。

介護現場で奮闘しているアジアの若者たち、ぜひ応援したいと思います

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