2018年11月15日 18時35分

Qプラスリポート ウォーターロックラグビー

Qプラスリポートです。この時期恒例となった沖縄ならではのスポーツを取材しました。それは水中の格闘技ともいえる白熱の戦いでした!

島全体が、国立公園に指定されている渡嘉敷島。観光地としても人気できれいな海に囲まれ、多くのサンゴ礁やアオウミガメを見ることができます。

今週の楽園の海、ではなく今回は渡嘉敷島からスポーツの話題です。

「渡嘉敷島の青い海。この海を舞台にしたある競技の全国大会が行われるんですが、その競技に使うのは、こちらの重さおよそ30キロの岩なんです」

果たしてどんな競技なのでしょうか水深およそ3メートル付近で行われているとのことなので覗いてみると、そこでは熱い戦いが繰り広げられていました。水中で岩を奪いあう人たち。

実はこの競技、「ウォーターロックラグビー」という競技で水中で行うラグビーなんです。

豊田さん「簡単にいうと水中で石を持って、石をラグビーボールの代わりにしてそれをトライするということなんですけど」「水中で石を持って走る時の浮遊感というか、なんとも言えない体に刺激がある感じがとても魅力なのかな」

ハワイのライフガードが岩を使って行っていた「ロックトレーニング」をヒントに日本で生まれたというこの競技。ルールは、水深およそ3メートルの海中でボールの代わりに、重さおよそ34キロの岩を運びゴールを目指すという、いたってシンプルなものです。

水中で行うため、競技中は話すことができず、チームメイトとの意思の疎通やチームワークが鍵を握ります。また、危険が伴う海での競技。毎回、安全講習を行うなど安全には細心の注意を払って競技が行われています。

今年で大会は16回目。競技人口は年々増加し全国各地で100名以上だといいます。初めて目にするこの競技。少しだけ体験させていただきました。まずはお手本。岩を軽々持ち上げ、かなり早いスピードで走ります。そして、いざ挑戦!実際に競技を行う場所より少し浅いところでしたが岩を持つどころか、岩のある深さまで潜ることもできません

「こわいこわい」

その後、コツを教えてもらい、サポートしてもらいながらなんとか岩を持つことに成功。最終的には、岩をもって走ることに成功しましたが、息が続かず3,4歩走るのが精いっぱい。なかなかハードな競技ですが、水中を走るという感覚が新鮮でキツさの中にも楽しさを感じました。

そんなウォーターロックラグビー。今回の大会には、男女9チーム、下は14歳から上は59歳まで、およそ50人が参加。参加選手の一人、比嘉勇介さん。3歳のころから、奥間ビーチでライフガードのジュニアプログラムに参加していた比嘉さん。その中でウォーターロックラグビーに出会い、高校生のころに本格的に競技をはじめ、競技歴は7年目になります。

勇介くん「海が好きなので、海でできる新しいスポーツなので楽しいです」「苦しいんですけど、ゴールを決めたときの音がたまらなくて快感です」

その比嘉さんは、大活躍!大会で最多得点を決め、チームを優勝へ導くと自身も最優秀選手賞に輝きました。

ウォーターロックラグビーなどを通して幼いころから海に親しんできた比嘉さん。将来の夢は、ライフガード。今後もウォーターロックラグビーを続けていきたいと話します。

勇介くん「自分は今後ジュニアプログラムを続けていきたいので、いつかそこで育った子どもたちと一緒に競技ができたりだとか、チームを組んだりできるような環境になってくれたらいいなと思いますし。新しい、やったことない人でも参加できるので、増えていってもっともっとメジャーになってくれたらなと思います」

水中で繰り広げられる熱い競技。今後も広がりを見せていきそうです。

水深が3メートルと、足が届かない場所でやるため毎回、大会前には安全講習を行うなど危険が伴う競技でもあります。決して最初は初心者だけでは行わず、経験者と一緒に楽しんでもらいたいと思います。

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