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玉城知事と岩屋防衛大臣が面談

就任後初めて沖縄を訪れている岩屋防衛大臣が10日、玉城知事との面談に臨みましたが、辺野古新基地建設に関し、両者の意見は平行線をたどりました。

10日午前10時から県庁で行われた面談で玉城知事は「普天間飛行場の5年以内の運用停止を含む危険性の除去は喫緊の課題であり、これは辺野古移設とはかかわりなく実現されるべきものであると思います」と訴えました。

これに対し岩屋防衛大臣は「辺野古への移設が実現すれば、今度は飛行経路が海上になりますので安全性も向上すると思いますし、騒音も軽減されるというふうに考えております」と答えました。

面談で玉城知事は日米安保への理解を示したうえで「新たな負担を押し付けるような計画は認められない」と新基地建設反対の考えを改めて伝えたものの、岩屋防衛大臣は「原点は普天間基地の危険性除去」と辺野古新基地建設への理解を求め、初面談での両者の意見は平行線をたどりました。

岩屋防衛大臣は面談の後、記者団に対し「抑止力をこの地域に維持したうえで沖縄の負担軽減をはからなければならない」と述べました。

岩屋防衛大臣は10日午後、名護市長や宜野湾市長とも面談します。