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来年春のセンバツへとつながる九州大会への切符をかけた県高校野球秋季大会です。沖縄の代表2校、そして秋の王者が決まりました!

Qプラススポーツ部 県高校野球秋季大会 九州大会&秋の頂点目指し熱戦

勝てば九州大会への出場が決まる準決勝。

興南は、この秋・背番号1を託され名実ともにエースとなった宮城大弥が先発。

興南・宮城大弥選手「去年からずっと(背番号1を)狙っていたんですけど取れなくて、今年やっと取れて、もう渡さないという気持ちでいっぱいです」

甲子園という大舞台を2度経験し、新チームでの活躍が至上命題となる宮城。2回から3回にかけて5者連続三振を奪うなど、序盤から「エース」としての投球を見せます。

一方、攻撃では、2点リードで迎えた3回裏、チャンスで打席には宮城!追加点を奪うスクイズ!宮城は攻撃でも活躍し自らに勢いをつけると、ピッチングでもさらにギアが上がり圧巻の奪三振ショーを披露!

興南・宮城大弥選手「投げていくうちに、もっと投げたいと感じたり、きょう自分でも調子が良くて、びっくりしました」

ところが、9回表。先頭バッターにエラーで出塁を許すと、さらにヒットでつながれピンチに。九州大会を目前に正念場を迎えます。それでも最後は、宮城の気迫が勝りゲームセット。

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奪った三振はなんと16!エースが興南を九州大会へ導きました。

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準決勝に臨む沖縄水産のスタンドに現れたのはセーラーを来た応援団員。

このセーラーは、沖水の伝統で県ベスト4以上から着ることが許されるもので、夏の甲子園2年連続準優勝の時にも身に着けていた「強豪・沖水」を語る服です。この夏、古豪復活を目指し、OBを中心に新調されました。

応援団長・西銘頼貴選手「このセーラーを着ることを誇りに思って、全員で全力で応援したいと思います」

伝統のセーラーで古豪復活への後押しを受けた沖水ナイン。先発を任されたエース・國吉吹がエラーやフォアボールでピンチこそ背負うものの、要所を締め、得点を与えず。なんと8回までヒット1本も許しません。

一方、國吉を援護したい沖水打線。しかし沖縄尚学の先発・仲村渠春悟の前にこちらも得点が奪えません。

試合は両チーム無得点のまま、9回へ。

沖水は先頭の真栄城徳二郎が内野安打で出塁。その後、3塁まで進め、打席には6番・三木健正。スクイズで貴重な1点をもぎ取り、ついに均衡を破ります。

そして9回ウラ、会場の視線はここまでヒットを許していない國吉に注がれます。

ノーヒットノーランの偉業で接戦を勝ち切った沖水!伝統のセーラーとともに九州への切符をつかみました!

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沖水・國吉吹選手「甲子園出られるように、みんなで心をひとつにして頑張っていきたいです」

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秋の王者を決める、県高校野球の決勝戦。

沖縄水産は前日ノーヒットノーランを達成した國吉と二枚看板を張る左のエース・上原一帆、興南は準決勝から連投となる宮城大弥、両左腕の先発で始まりました。

先にピンチを迎えたのは沖水・上原。3回表、ランナーを3塁に背負うと、打席には興南のキャプテン・金城英佑!スクイズを決められ、先制を許します。

しかし、沖水もすぐさま反撃。そのウラに同点に追いつくと、続く4回、ランナー3塁で8番・瀬長宙!勝ち越しに成功!

さらに、6回。興南の守備の乱れをつき、満塁とした沖水、打席には上原の女房役・キャッチャーの金良涼介!援護点となる3点目を奪うと、その後、連打でこの回一挙4得点。

投げては上原が、4回以降興南打線に得点を与えず!

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沖縄水産の優勝は、実に14年ぶり!古豪から再び強豪へ!復活の狼煙をあげました。

沖水・上原一帆選手「優勝できて見せつけたというか、古豪復活の一歩を踏み出せたかなと思います」

決勝を戦った両校はセンバツの切符をかけ、20日から行われる九州大会に出場します。

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