※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
辺野古に未確認の大型サンゴか

新基地建設が進む辺野古の海の南側で、沖縄防衛局が未確認としていた大型サンゴが存在する可能性があることが分かりました。

この写真は、朝日新聞が、新基地建設の現場上空、飛行が認められた高度から撮影したものです。比較的浅いところに、大型サンゴとみられるものが2カ所、写っています。

写真を見た専門家によると「生きたサンゴの可能性はある」とし、大きさは、移築が必要となる幅1mを超えると指摘しています。

新基地建設にともない移築が予定される大型サンゴは23群体。すべて大浦湾側に生息するとされ、沖縄防衛局は、辺野古南側では確認されていない、としています。

しかし、写真の場所は、護岸工事が進む辺野古崎の南側。専門家の指摘通りの大型サンゴだとすれば、国の調査では見落されていたことになります。

県議会代表質問で赤嶺昇県議は「こんな大きなものを見逃すほど、国の調査がずさんと(日本自然保護協会は)指摘しております。この件について県の見解と対応をお聞かせ下さい」

県議会代表質問で謝花副知事は「そういったことが確認出来た際には、県としてもしっかりサンゴ類の調査のやり直しを求める必要があると考えているところです」と答え実際に大型サンゴだと確認されれば、沖縄防衛局に対しサンゴ調査のやり直しと県による現場の立ち入り調査を求めていくとの見解を示しました。