2018年5月29日 18時40分

注意 ハブが活発なシーズンです

沖縄は今、ハブが活動するシーズン真っただ中です。毎年ハブに噛まれる人も絶えません。危険なハブに警察と行政はどう対応しているのか取材しました。

注意 ハブが活発なシーズンです

身を畳んでから跳びかかるまでの時間およそ0.3秒。鋭い毒牙で人や動物に襲い掛かります。ハブに咬まれた箇所は毒により大きく腫れ上がり、激しい痛みに襲われます。

注意 ハブが活発なシーズンです

県内では1999年を最後に亡くなった人はいませんが、年間70人前後の人がハブに咬まれる咬傷被害にあっています。

5月から6月にかけての今の時期は、ハブが活発に活動するシーズン真っただ中です。そんなハブから市民を守ろうと、警察や行政がこんな対応をしているのをご存知でしょうか。

『だいたいこんな感じでしか攻撃してこないです。こいつが攻撃してくるのは、曲げた分をパッと伸ばしてくる分だけなので、このくらいですよね。私くらい離れていたら絶対咬まれないです』

与那原警察署では、今月に入って2,3日に1回の頻度でハブ捕獲の要請があります。要請を受けて安全にハブを捕獲するために、毒のない蛇・アカマタを使っての捕獲訓練を不定期で実施しています。

私も実際に体験してみましたが…

岸本記者「しっかりと間合いを取って頭から3分の1のところを握ることが大事だと聞いているんですけども…。このようにしっかりと捕ることができます」

注意 ハブが活発なシーズンです

腰が引けていますが、何とか捕獲することができました。

与那原警察署・玉那覇篤地域課長「ハブの捕獲要請の通報を受けましたら、交番勤務員がすぐ駆けつけて、ハブ捕獲器で捕獲、または撲殺の対応をしています」

注意 ハブが活発なシーズンです

一方、ハブ捕獲についてこんな取り組みを行っている自治体もあります。

南風原町では、観光客や修学旅行生が増えたことから2015年から危険生物駆除事業として、公園や文化センターなどにハブの捕獲器を設置しています。

南風原町役場住民環境課・大城良紀さん「ネズミをおとりにして、ハブがこっちから入ってくる。中に入ったら出られないようになっている。(Q:何月くらいが多いんですか?)5月から6月はピークになってます」

ことしのハブの捕獲数は例年に比べるとまだ少ないとのことですが、去年1年間ではおよそ60匹。例年70匹前後のハブが捕獲されると言います。

南風原町役場住民環境課・大城良紀さん「ハブ捕獲器を(見えやすいところに)設置しているのは、捕まえるためではなくて、あくまでハブ咬傷、ハブに咬まれるっていう被害をゼロにするっていうものが目的なので、あくまでも、そのために置いています」

南風原町では住民への行政サービスとして、要請があれば無償で捕獲器を貸し出し、警察と同様に、時には職員が捕獲に行くこともあるといいます。

ハブに噛まれる事故はいったいどこで起きているのか。専門家に聞いてみました。

注意 ハブが活発なシーズンです

沖縄県衛生環境研究所・寺田考紀さん「人の生活圏で事故は起こっています」

ハブは畑や草むら、古い石垣の隙間などに潜んでいるといいます。夜行性のため昼は活動していませんが、畑作業などで、眠っているハブにうっかり人間が近づいた際に咬まれる事故がほとんどです。ハブに噛まれないためにはどうしたら良いのでしょうか。

沖縄県衛生環境研究所・寺田考紀さん「ハブは我々の生活圏にすぐ近くに住んでいる生き物なので、ハブがいたらすぐわかるように、草刈とか家の周りをきれいにしておくというのも非常に大切な対策となりますので、皆さん心掛けてほしいと思います」

古い石垣の隙間などをセメントで埋めることも対策の1つなのだそうです。

ハブが出たら、まずは近づかないことが大切です。無理に捕まえようとせず、最寄りの市町村、もしくは警察に捕獲の要請をしてください。

注意 ハブが活発なシーズンです

これからの季節、ハブにご用心を!

ハブに咬まれた際は、ネクタイなどの帯状の幅の広い布で、咬まれた部位よりも心臓に近い部分をきつくない程度(指が1本入るくらいの隙間)に結び、すぐに病院に向かうこと。病院に向かう際は、途中で意識を失う可能性もあるので、絶対に自分で車を運転しないで、必ず誰かに連れて行ってもらうように。・血の巡りがよくなって毒が身体中に回るのを防ぐため、慌てずゆっくり、決して走らないように。

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