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石西礁湖サンゴの回復 より困難に

2016年の大規模な白化でおよそ7割が死滅した石垣島の石西礁湖で、回復につながる「サンゴの加入量」が激減していることが、18日にわかりました。

18日、石垣市で開かれた協議会で環境省は、サンゴ礁の回復につながる新たに海底に根付くサンゴの加入量が、過去15年間で最も低い値になっているとの調査結果を報告しました。

また、優占種のクシハダミドリイシというテーブルサンゴの種類を詳しく調査したところ、産卵できるサイズの大型のサンゴが過去に例を見ないほど激減していることも明らかになりました。

琉球大学の中村崇准教授は、「過去のように自然には、うまく回復しない可能性が高い。赤土など陸からの影響を抑えることがさらに重要になる」と指摘しています。