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校長のパワハラ受け女性に620万円の支払い命じる

那覇市の公立中学校で校長から受けたパワーハラスメントでうつ病になったなどとして、当時教頭だった女性が那覇市に慰謝料などを求めていた裁判で、那覇地方裁判所は那覇市におよそ600万円の支払いを命じました。

この裁判では、2011年に当時50代の女性が初めて教頭として赴任した那覇市内の公立中学校で、校長から「能力がない」と執拗に叱責されるなどパワーハラスメントを受け、うつ病や認知症を患い、退職に追い込まれたとして那覇市に慰謝料など4750万円余りを求めているものです。

30日の判決で那覇地裁の森鍵一裁判長は「一方的かつ行き過ぎた言動で人格を傷つけ、強い精神的苦痛を与えた」として、那覇市におよそ620万円の支払いを命じました。那覇市は「判決文を精査し、控訴するか検討したい」としています。