※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

クリスマスまであと1週間をきりました。子どもたちの笑顔のために、あるプロジェクトが進行中です。

クリスマスケーキを贈ろうプロジェクト

クリスマスといえば、クリスマスケーキ。県内の様々な事情を抱える家庭の子どもたちにクリスマスケーキを届けたいという思いが集まり、先月から「クリスマスケーキを贈ろうプロジェクト」が始まりました。

発起人は県内でウェブコンサルティングを行っている坂本泰期さん。自身も経済的に苦しい家庭で育ったといいます。

クリスマスケーキを贈ろうプロジェクト

クリスマスケーキを贈ろうプロジェクト・坂本泰期代表「(お母さんが)クリスマスケーキもなんもなくてごめんねって。それがずっと残っていて。まずホームページをつくっていろんな方に思いを伝えてみようって思いました」

その思いに賛同した個人・企業がモノやサービスを「チケット」として安く提供。それをウェブサイトから購入すると、ケーキ代の寄付ができるという仕組みです。チケットは正月用のリースや飲食店の食事券、プロレスの観戦券などさまざま。

クリスマスケーキを贈ろうプロジェクト

坂本さん「それぞれがそれぞれの思いで、自分が沖縄の子どもたちの笑顔のためにできることを考えて提供してくださっているのがうれしいです」

これまでにケーキがほしいという家庭からの応募は40件以上。プロのパティシエの協力も得て、準備は万全です。

クリスマスケーキを贈ろうプロジェクト

Sweet cafe O’crepeオーナーパティシエ・比嘉司さん「クリスマスケーキにはサンタさんがつきものですので。普通、砂糖菓子とかでサンタさん乗っけるの多いんですけど、美味しく食べてほしいなということで、イチゴでちょっと細工して。僕は小さい頃からクリスマスがなんか大好きで、すごくワクワクしてまして。クリスマスを心から楽しめない境遇の子どもたちに、少しでも僕が子どものころに感じたワクワクを味わってほしいなという思いでつくってます」

寄付金も徐々に集まり、目標額まであと少しのところまで来ています。

クリスマスケーキを贈ろうプロジェクト

坂本さん「今まさに(チケットを)購入したいですっていう内容が届きました。沖縄の子どもたちが幸せになれることに協力できるならということで決めてくれたみたいです。ありがたいですね。僕たちの存在なんか一切ゼロにして、ただただ笑顔でケーキ持って、子どもたちと一緒に食べてほしいなと思っています」

ケーキに込められた、たくさんのサンタクロースの思いが子どもたちのもとへと笑顔を届けます。