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奥区民「港の使用許可の即時取り消しを」県に訴え

辺野古の新基地建設のための石材の運搬に港を使わないでほしいと11月28日、奥区の住民たちが県に使用許可の取り消しを求めました。県庁を訪れたのは、奥区の糸満盛也区長ら地元住民です。

県の担当者に対し「港の使用許可の即時取り消しを求める」とする区民決議を手渡しました。

要請した糸満盛也区長は「区民が意図せぬまま辺野古新基地建設を加担することになる不条理」「辺野古の新基地建設が県民の人権、民主主義に関わる問題であるように、奥港の使用は奥区民の民意に背くものです」と話しました。

これに対し、県の上原国定土木整備統括監は「県としても地域の実情を確認して、何ができるのかしっかり対応を検討していきたいと考えております」と話しました。

このあと非公開となった話し合いは、およそ50分間に渡って続けられ、途中、基地問題を統括する県の吉田政策調整監も出席するなど、県が地元の反対を重要視している姿勢も伺わせました。

県が許可した港の使用期間は2018年3月までとなっていて、住民たちは一刻も早い県の許可取り消しに期待を滲ませていました。