2017年11月17日 18時30分

被害者父親「命をもって償って下さい」

2016年4月、うるま市で当時20歳の女性を殺害したなどの罪に問われている元海兵隊員の男の2回目の裁判員裁判が開かれ、被害者の父親が意見を述べました。

元アメリカ海兵隊員のケネス・シンザト被告(33)は2016年4月、うるま市で当時20歳の女性を乱暴目的で暴行し、死亡させた罪などに問われていて、被告は、殺人については起訴内容を否認しています。

裁判の冒頭と後半に2度、被告人質問が行われましたが、ケネス被告は、検察側、弁護側双方の質問に「私は黙秘権を行使します」と述べ、質問に応じませんでした。

また、司法解剖を行った医師の証人尋問が行われ、遺体の状況や、棒で頭を殴ったり、首を絞めたりした時に起こりうる状況について、証言しました。

さて、裁判では被害者の父親が法廷に立ち意見を述べそして遺族の弁護人が母親の手記を読み上げました。

被害者父親「命をもって償って下さい」

父親「私から被告人に言うことは何もありません。私たち遺族は、被告人を許す事は出来ません。いかなる言い訳も通用しないし、信用しません。一人娘を失った悲しみ、苦しみ、そして憎しみ、怒りがあります。私たち遺族は極刑を望みます。命をもって償って下さい」

母親「私の一番大事な愛しい一人娘を失って一年余りが過ぎました。今だに心の整理がつかず、写真や笑顔を想い出すたび、涙があふれ、やるせない気持ちです。娘の笑顔がすべてでした。母の喜びでした。楽しい人生が送れるようにと願っていました。その願いも叶いません。人間の心を持たない殺人者の手で想像しがたい恐怖におびえ痛み、苦しみの中でこの世を去りました。無念で胸が張り裂ける思いです」

被害者父親「命をもって償って下さい」

母親「私はこれから先、怒り、憎しみ、苦しみ、悲しみをずっと胸に何の生きがいもなく楽しみもなく、悲しみだけでただただ生きてい行くだけです。毎日安らかに眠るようにと仏前に祈ることしか出来ません。娘は20年しか生きることが出来ませんでした。娘の命を奪った殺人者は生かしておくべきではありません。地獄であえぎ苦しみつづけることを心から願います。私の心は地獄の中で生きてます」

次回の裁判は24日の予定です。

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