2017年10月12日 18時31分

CH53Eヘリ大破炎上 相次ぐトラブルに“怒りと不安”

中村カメラマン「きのう米軍ヘリCH53が墜落した現場上空です。大破した機体の周りでは、米軍、警察などがいて事故の凄まじさを物語っています」

中村守アナウンサー「ヘリが不時着し炎上した現場です。この時間、周囲はきのうの騒然とした雰囲気とは違い静かです。事故の現場は私がいる場所から向こう側、およそ400メートルと近い場所です。機体は原型をとどめず、真っ黒の鉄の骨組みだけが残されています」

CH53Eヘリ大破炎上 相次ぐトラブルに“怒りと不安”

きのうのこの時間に第一報を伝えたアメリカ軍の大型輸送ヘリが大破炎上した事故。

人命に関わりかねない相次ぐ米軍機のトラブルに、県内では怒りとそして不安が増大しています。きのうからきょうの出来事をまとめました。


きのう午後5時過ぎ…『うわっ!爆発した』

アメリカ軍の訓練場から外れた民間地に、アメリカ軍の大型輸送へりCH53Eが不時着炎上しました。このヘリは13年前に沖縄国際大学に墜落したヘリの改良型です。

アメリカ海兵隊によるとヘリは、訓練飛行中の機内で火災が発生し、民間地域の牧草地に緊急着陸を強いられたしています。場所はアメリカ軍北部訓練場に隣接する東村高江…。

中村カメラマン「上空から見ると住宅との距離がとても近いのがわかります。一歩間違えれば大変な事になっていたかもしれません」

緊急着陸した機体は原型をとどめないほど激しく燃え、事故の激しさを伝えていました。場所は住宅地からおよそ400メートルしか離れていません。

CH53Eヘリ大破炎上 相次ぐトラブルに“怒りと不安”

仲嶺久美子・高江区長「現実に起こったという事でびっくりいたしました。こういうことがあって区民もみんな驚いて。いつも不安を抱えてはいたんですが現実に起きてしまって、今後どのように生活していけばいいのかという皆さんの声が聞こえてきています」

高江住民「絶対にあったらいかん。これは絶対だめです。もう言葉が出ないですよ。これからこういう感じで生活しないといけないと思うと悔しいです。辺野古ができると今より増えるわけでしょ、オスプレイも何十機も。この周りは広いヘリパッドですからね。そのど真ん中に私らはいるんだから」

東村高江区は、集落をアメリカ軍のヘリパッドが取り囲むように6つも建設されていて、常に危険と隣合わせにあると、住民の多くが指摘してきた場所です。

きょう午後、翁長知事が現場を視察「沖縄にとっての国難だ」と怒りを露わにしました。

CH53Eヘリ大破炎上 相次ぐトラブルに“怒りと不安”

翁長知事「日常の世界から一転して恐ろしい状況になるということに違和感がございました。今更ながらに今日までのいろんな事件事故を思い出しながら、この厳しい環境をどのように国や党に訴えていくかということを考えておりました」

一方、小野寺防衛大臣は「事故の原因究明、再発防止、安全管理の徹底など、アメリカ側に強く申し入れる」と従来の言葉を繰り返すだけでした。

また、きょう夕方、富川副知事は沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長らを県庁に呼び事故について強く抗議しました。

きょう、現場ではアメリカ軍が土壌を調査するような様子もみられました。 アメリカ軍の戦闘機などを長年にわたり監視してきた市民団体は今回の事故について…。

CH53Eヘリ大破炎上 相次ぐトラブルに“怒りと不安”

基地監視団体「リムピース」・頼和太郎編集長「あれはもう墜落以外の何物でもないんじゃないですか。いくらなんでも緊急着陸とは言えないと思いますね、私は。沖縄の海兵隊の忙しさ任務の多さのために、おそらく整備がきちんとできず非常に忙しい中で整備のミスがあったんじゃないか、起こるべくして起きたというか」

中村守アナウンサー「きょうは地元の人が集まって、抗議行動を行いまいした。土地の所有者の方や、地元の方に話を聞きますと、口々に『不安だったことが現実になってしまった』とおっしゃいます。『誰かが犠牲ならないと何も変わらないのか』と聞くと、『誰かが犠牲になっても変わらないんだ』とおっしゃいます。非常にもどかしい気持ちでいっぱいです」

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