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Qプラスリポートです。さきほど、入域観光客が初めて100万人を突破したというニュースをお伝えしましたが、それに伴い、空の玄関、那覇空港も大忙しです。

その空港を裏方として支える「グラハン」と呼ばれる人たちの技術を競うコンテストがこのほど開催されました。

選手宣誓「日本一安全で品質の高いサービスをお客様に提供することを目標に正々堂々と競技することを誓います」

きのう行われた、JALグランドハンドリングコンテスト。「グランドハンドリング」、略して「グラハン」とは、預けられた荷物を行先ごとに仕分けたり、それをカートで機体まで運び機内に詰め込んだり、大きな機体を滑走路まで押してあげたりという地上業務で。働く姿はまさに「縁の下の力持ち」。

Qプラスリポート グランドハンドリングコンテスト

その技術を競うコンテストにグラハン歴24年のベテランから新人まで、11人が揃いました。注目は…

神谷さん「最後に手をふるところがお客さんが振り返してくれるのでそれをいつも胸に秘めて頑張っています」

国吉さん「男性陣に負けないようにベストを尽くしたいと思います」

Qプラスリポート グランドハンドリングコンテスト

最初の競技は、荷物を運ぶトーイングトラクターで、決められたコースを運転するというもの。台車を安全に、速く、上手くけん引できるか、大きな声で安全確認がきちんとできているかなどがポイントです。巧みな運転技術を披露するベテランも出るなか…

神谷さん「よし!」

台車とは反対方向にハンドルを切らなければいけないのが運転の難しいところ。コーンにぶつかったら減点です。

難関の連続曲がり角に苦戦したものの、ゴール。続いて…

国吉さん「よし!」

丁寧な運転で快調にスタートした国吉さん。ですが…曲がり角で少し時間をとってしまいました。

Qプラスリポート グランドハンドリングコンテスト

コンテストでは他にも、お客さんから預けられた危険物やペットのゲージを固定する「タイダウン」部門も行われました。優勝は2つの部門の合計点で決まります。果たして…

審査員「第一位吉川寿さん」

国吉さん「先輩に色々教えてもらって自分も成長していけたらと思います」

神谷さん「来年こそは那覇空港代表として羽田空港で競技していきたいと思っています」

機敏な動作やスムーズな運転テクニックはどれも安全、定時運行には欠かせないものでした。カウンターの向こうで働く「グラハン」は、きょうもせわしい那覇空港を支えています。