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全国で13万人がアルバイトをしているハンバーガチェーン。それがマクドナルドです。

13万人と言えば、沖縄市の人口とほぼ同じ人数。そのナンバーワンをかけた大会がこのほど開かれました。店頭での“スマイル”の裏には、熱い思いがありました。

それは、家族連れで賑わう土曜日の店内で行われていました。大手ファストフードチェーン、日本マクドナルドのアルバイト、通称“クルー”。その数、全国およそ2900店舗に13万人。その日本一を決める技能コンテスト「AJCC」の沖縄県大会が先日開かれました。

Qプラスリポート ファストフード技能コンテスト “スマイル”の裏に熱いハートあり

そもそも、マクドナルドが沖縄に初めてやってきた時のことをご存じでしょうか?本土復帰後間もない1976年2月、県内1号店の「沖縄店」は浦添市牧港にオープンしました。アメリカ文化に身近な人々に受け入れられやすかったためか、沖縄店は開店当初なんと世界最高セールスを記録。大きな反響を呼びました。

現在では県内に41店舗、クルーは2200人を超えます。今回はそのうち、各店舗の予選を勝ち抜いた35人が参戦しました。

コンテストには、“店舗の顔”とも言える接客やサイドメニューのポテト作り、お客さんと直に触れ合うフロアサービスなど、7つの部門があります。

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中でも速さと美しさが求められる「アッセンブラー部門」。ここからは、マクドナルド歴16年の松吉美穂さんを解説に迎えて見ていきましょう。実技をするのは…

玉那覇貴秋さん「日本一という栄光が獲れるから…そりゃあ…とりたいです。(Q緊張してますか?)はい!」

クルー歴2年半、ちょっと緊張気味の、玉那覇さんです。

松吉美穂さん「アッセンブラーというのはスピーディかつきれいにサンドウィッチが作れるかということと原材料やキッチンの設備をしっかりと管理できているか、各ポジションのクルーと良好なコミュニケーション・チームワークがよく取れているかというのがポイントになります」

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松吉美穂さん「(Q今モニターをチェックしていますが)こちらはKVSモニターと言いましてお客様からのオーダーが出るようになっています。それを見てイニシエーターがバンズ(パン)をトースターに投入して、アッセンブラーに引き継ぐ形。(ハンバーガーは)35秒から50秒で作るようになっています。(Qどうして秒数が決まっている?)マクドナルドではお客様の注文を受けてから商品が渡るまでに210秒というタイムを設定しています。(Qこれまでの玉那覇さんの動きは見ていてどうですか?)非常にスピーディで、双方とのコミュニケーションがすごく円滑でスマイルされてるなと思います」

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審査員「非常に上手なオペレーションを見させてもらいました」

こうした審査員からの講評も成長の場のひとつです。

クルー「必死で、お願いするまで頭がまわらなかった」

審査員「マクドナルドって何でもそうだけど、チームだから。ひとつのチームで、みんなでお客さんを満足させていくというところにつなげていくわけだから」

年に一度の舞台で力を出し切った35人。運命の結果発表です!部門ごとに優勝者が発表され、感極まる出場者たち。

ドライブスルーランナー部門優勝・新城利菜さん「絶対全国で一位になって戻ってきます。ありがとうございます」

シフトマネジメント部門優勝・営野川桜さん「本当にびっくりなんですけど、一位獲りに来てたので本当にうれしいです」

いよいよ「アッセンブラー部門」です。

『今回選んだ方はこの中で最も速く、最高の商品を作っていただきました。今回選んだ優勝者はこの方です』

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なんと玉那覇さん、「アッセンブラー部門」沖縄代表の座を獲得しました!

玉那覇さん「とってもうれしいです。一番は自分の店舗のみんなに伝えて、また日本一を取りに行くって宣言していきたいです」

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技能、チームワーク、熱い思いで競うアルバイト店員たちの「もうひとつの舞台」AJCC。日本一をかけた挑戦はまだまだ続きます。

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