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貴重な映像です。85年前につくられた戦前の沖縄を記録した映画が復元されました。

沖縄シネマの真喜屋力さんは、「これは旧那覇市の全景パノラマといいますか、パーンをしています。那覇港のあたりから奥武山の方に。おそらく、これは那覇市の市役所の棟からとったものと思われます」と話していました。

復元されたのは「沖繩縣の名所古蹟の實況」という映画で、現在の本部町出身でハワイに移住した渡口政善さんが沖縄を紹介するために1932年に制作したものです。宜野湾市の並木道や普天満宮、名護市の大通りなど戦前の沖縄各地の様子が記録されています。

2016年に発見されたフィルムは劣化が激しかったため、QABなどに残っていた、映画を投影したスクリーンを撮影した映像を用いて復元しました。この映画は、9月2日と3日に渡口さんのゆかりの地・ハワイで公開されることになっています。