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こんにちは!スポーツです。先日、愛知県で行われたサーフィンのプロテストに合格し、見事、プロへの夢を叶えた男子高校生がいます。若きプロサーファーは、家族や地域の人に支えられていました。

Qプラススポーツ部 プロサーファー・宮城和真

波の動きを捉え、華麗に乗りこなす高校生!嘉手納高校3年の宮城和真選手です。先月、愛知県で行われたサーフィンのプロテストに合格し、日本サーフィン連盟のプロ資格を取得。県内初の〝高校生プロサーファー〟となりました。

小学生のサーファー「プロを生で見るのは初めてだったから〝うわー〟ってなった」「かっこいいしすごく上手でびっくりする」

Qプラススポーツ部 プロサーファー・宮城和真

サーファー「サーフィンという種目を世界に広めて沖縄の人に周知してほしい。沖縄のスターになってほしい」

ボードの動きやコントロール、波の難易度などが審査されるプロテストを兼ねた試合。1ラウンド4人で行われ、乗った波のうち、良い点数の2本の波を合計して、勝敗が決まります。宮城選手は、プロ認定の基準となる12点を出し、見事、県内では18年ぶりとなるプロ入りを果たしました。

Qプラススポーツ部 プロサーファー・宮城和真

宮城和真選手「うれしいですねめっちゃうれしいです。やっと(プロに)なれたという感じ」

かつて同じようにプロを目指した父・豊和さんは。

父宮城豊和さん「変わりましたね(本人の)意識が。アマチュア時代とは違って最後まで技を決めてフィニッシュまで遊びがないような感じ」

4人きょうだいの長男として、1950グラムの未熟児で産まれた宮城選手。体が弱く、ぜんそくを患っていた宮城選手に、父・豊和さんは水泳を習わせました。

Qプラススポーツ部 プロサーファー・宮城和真

サーフィンとの出会いは、小学校1年生のとき。その後、プロサーファーを夢見て遠征を重ね、数々の大会を制しました。家ではどんなお兄ちゃんなのかを聞いてみると…

弟宮城竜太くん「普通」

サーフィンをこよなく愛する一家。

少しでも体が大きくなるようにと、母・清美さんは、食事で宮城選手を支えてきました。

母宮城清美さん「小さい頃から言っている夢なのでとても嬉しいスタート地点なのでこれからが大変だと思うので頑張らないと」

3年後の東京オリンピックで、初めて競技種目に採用されたサーフィン。課題の足腰を強化し、国内で上位50人のトップシードに入ることが出場の条件です。

Qプラススポーツ部 プロサーファー・宮城和真

父宮城豊和さん「体を大きくしてメンタル面と経験を積み重ねていかないと世界には通用しない」

両親の期待を背負い、歩み出したプロの道。宮城選手には、もうひとつの夢がありました。

宮城和真選手「小さい子にももっとサーフィンの楽しさを知ってもらいたい。自分がもっと世界に行ったら小さい子も見てくれるので世界で活躍できるように頑張りたい」

家族と地域の人に支えられ、沖縄から世界を目指す宮城選手。挑戦は始まったばかりです!