2017年7月31日 18時33分

Q+リポート「沖水 サバニ実習に密着」

Qプラスリポートです。沖縄伝統の船「サバニ」。そのサバニを使った実習が去年から沖縄水産で行われている。その狙いとは何なのか密着しました。

Q+リポート「沖水 サバニ実習に密着」

大海原を走る一隻のサバニ。「沖縄水産高校」の生徒たちです。去年から始まったサバニ実習。その狙いとは!?今日のQ+リポートは、糸満から14キロ離れたルカン礁への冒険旅。沖縄水産高校サバニ実習に密着です。

Q+リポート「沖水 サバニ実習に密着」

「集合!」

海洋技術科の四方先生です。

四方先生「今日はサバニの総合航海。みんなの力を合わせて目的地にたどり着く。たどり着いた時の喜びを味わってもらいたい」

男子生徒が多い中…一人、女性の姿が。西銘千鶴さんです。

Q+リポート「沖水 サバニ実習に密着」

西銘千鶴さん「将来の夢は船に乗ることです。自分は男子と比べたら力も体力もないので男子にも負けないように頑張ってこぎたい」

サバニが出向するのは「糸満港」。サバニ振興会の皆様にも協力してもらい、今回、2隻のサバニで14キロ先のルカン礁を目指します。少し沖に出ると風が出てききたので、帆をはり、風の力で進みます。

エンジンのない時代、海人たちは帆を操ってサバニを遠くまで走らせていました。

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糸満発祥のサバニ。その漁が盛んだったのは明治時代。糸満だけで800隻以上のサバニがありました。漁場を求め国内では千葉県や福井県、海外では東南アジアや南洋諸島に出漁したそうです。

Q+リポート「沖水 サバニ実習に密着」

そして戦後・・・物資不足のためサバニには戦闘機の燃料タンクが使われていました。「タンクブニ」と呼ばれ、、こちらはその当時の貴重なサバニです。

その後、昭和に入り、エンジンが普及。100年以上にわたって培われてきた伝統的なサバニの帆走技術はいま、急激に失われつつあるんです。

Q+リポート「沖水 サバニ実習に密着」

生徒たちの一生懸命こぐ姿に先生も…

糸満港からおよそ3時間。ルカン礁に到着です。

西銘千鶴さん「大変きついです。玉井昔の人は海の中をこいでいったというのを考えて…(Qいま乗ってみてどうだった?)感謝しないといけないな。」

透明度抜群の海。ルカン礁はサンゴが隆起して出来た環礁でダイビングスポットとしても有名な場所です。目的地まで到達しあとは帰るだけ。と思いきや…

Q+リポート「沖水 サバニ実習に密着」

最後にサバニ実習、その最大の課題が残されていました。それがこちら。

サバニを転覆させる実習です。かつて漁師たちは海の上で、台風などの時化の時は、わざと転覆させ裏返しになったサバニに入り、嵐が収まるのを待ちったそうです。

そして嵐が去ると排水して、また走り出しました。その先人の知恵を学ぶ実習です。

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サバニ振興会山城さん「ルカンまで3時間で行けた。それは自分たちの誇りというかな、それはあんたたちの誇りになる。体験をして語ることは真実。本物です。これを誇りに思って人生頑張ってください」

四方先生「独特のサバニの文化を後世に伝えってほしい」

先人の知恵の結晶「サバニ」。それはまさに未来へ残していくべき「沖縄の宝」です。

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