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沖縄戦遺骨DNA鑑定の対象民間人にも拡大

厚生労働省は、沖縄戦で犠牲になり身元が分からない戦没者遺骨のDNA鑑定の対象を民間人まで広げ、28日以降、県などで、希望者の受け付けを始めます。

沖縄戦戦没者遺骨のDNA鑑定は、沖縄戦での旧日本軍の記録や、身元を示す遺品などを元に、現場から出た遺骨と照合する形で行われ、これまで、4人の身元が特定されていますが、全て、旧日本兵で、戦争に巻き込まれたおよそ9万4000人といわれる民間人の犠牲者の内、DNA鑑定で身元が分かった人は一人もいません。

これを受け、6月12日、遺骨収集ボランティアガマフヤーや、沖縄戦遺族らが厚労省へ戦没者遺骨の身元特定に向け、希望する全ての遺族とのDNA鑑定を実施するよう要請していました。

厚労省は28日以降、鑑定を希望する遺族の申請を受け付ける方針です。