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帰ってきたアジサシ 繁殖順調

絶滅危惧種に指定されている渡り鳥のアジサシが、繁殖のため沖縄に帰ってきました。県の鳥獣保護管理員らが7日、渡嘉敷村のチービシ3島を訪れ、絶滅危惧種に指定されているアジサシ類の繁殖状況を調査しました。

アジサシはカモメ科の渡り鳥で、毎年初夏におよそ6000キロ離れたオーストラリアから沖縄に飛来し産卵や子育てをします。中でもナガンヌ島はベニアジサシの国内最大の繁殖地ですが、観光地化により2002年には繁殖数ゼロに。

2003年から立ち入り自粛区域を設けるなどして保護した結果、次第に個体数は回復。7日は、水面の稚魚をついばむ様子や交尾をする様子、そして…

比嘉夏希記者「生まれたばかりのベニアジサシのひなを発見しました!かわいいですね~」今回の調査ではアジサシ類5種類を確認。

ベニアジサシは去年より2000羽以上多い3300羽が飛来していると推定されました。

県鳥獣保護員の山城正邦さんは、「沖縄本島の沿岸では繁殖地が減っていて、そういう中でまとまった大きいコロニーが維持されるのは非常に重要なことです」と話していました。

県では引き続きこうした鳥獣保護区への理解を呼びかけています。