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慶良間諸島・阿嘉島でサンゴの産卵

真っ青な海がピンク色に染まりました。

10日朝、慶良間諸島の阿嘉島でサンゴの産卵が確認されました。海がピンク色に染まったのは阿嘉島の前浜です。

サンゴの産卵は毎年5月から6月の大潮の時に見られます。その大潮となった9日の夜、石垣島よりおよそ1か月遅れで慶良間の海でも産卵が始まりました。

カプセル状の卵の中には精子と卵子が入っていて、水面ではじけて受精し、しばらく漂った後、岩などに付着します。卵は慶留間島の西側で産卵したものとみられています。

阿嘉・慶留間ダイビング協会の茂木雄二さんによりますと、過去の大規模なサンゴの白化現象とオニヒトデの食害で前浜のサンゴが減少した後、このように浜で卵が見られることは珍しいと話しています。