2017年4月28日 18時31分

Qプラスリポート 女性暴行殺害事件から1年 遺族手記公表

うるま市で20歳の女性が元アメリカ兵の男に殺害された事件からきょうで1年です。きのう女性の遺族が手記を公表し、その、苦しい胸の内を語りました。

元アメリカ海兵隊員のケネス・シンザト被告は、去年4月うるま市で当時20歳の女性を乱暴目的で暴行し殺害した後その後遺体を遺棄した罪などに問われています。

被告の弁護人によりますとケネス被告は、殺人の罪については否認しています。また、ケネス被告は今後裁判員裁判で審理されますが、まだ裁判の期日は決まっていません。

Qプラスリポート 女性暴行殺害事件から1年 遺族手記公表

事件から1年を前に女性の父親が出した手記からは、今なお癒えることのない苦しい胸の内が伝わってきます。

「娘を失ってから1年になりました。今でも、恩納村に献花に来てくださる県民、他県民の皆様、また遺族を支援してくださる皆様に心より感謝申し上げます。今も、娘を思いながら手を合わせ供養する毎日です。一年になるのですが、娘への思いは何も変わることはありません。今、私たちが娘に伝えたいことは、痛く苦しい思いをさせてしまったね、でも今は安らかに眠ってね。ということです」

Qプラスリポート 女性暴行殺害事件から1年 遺族手記公表

今朝も遺棄現場には多くの人が訪れた。

男性「自分たちが想像する以上の気持ちではあると思います、1年間。たぶんこれからもですね、どんな気持ちかなというのは僕らが簡単に言えないですけどね」

男性「平和な沖縄にしたいなという気持ちで、「どうぞ見守ってください」と。絶対に真相解明しますからとそういう気持ちです」

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現場には中嶋防衛局長も訪れた

「これから裁判があるのですが、私から被告人に言うことは何もありません。被告人が弁護人を通じて、新聞、ラジオ等で身勝手な発言をして報道されているのは知っています。私たち遺族は被告人を許すことはできません。いかなる言い訳も通用しないし、信用しません。被告人は人ではないのですから、私たち遺族は極刑を望みます」

一方、嘉手納基地周辺では追悼・抗議集会が行われた。

女性「悲しみと怒りですよね。若い人ですよね。自分たちの沖縄の若い命を守れなかった」

女性「何度も同じような事件が起きているいつになったこういう緊張感とか恐怖感から解放されるのかと思うと他人事ではない」

きょうの定例会見で翁長知事は「(政治が女性を)守ることができなった。大変申し訳ないと。その状況が今も何ら変わることなく続いていることを大変残念に思うしこういう事態を必ず打破するという決意を新たにしている」

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「今なお米兵や軍属による事件事故が相次いでいます。それは沖縄に米軍基地があるゆえに起こることです。一日でも早い基地の撤去を望みます。それは多くの県民の願いでもあるのですから。一年間いろいろなことがありました。私たち遺族は皆様のあたたかさに救われています。娘を失った悲しみは消えませんが、これから先も娘を思い、供養していきます」

あの事件から1年と考えると様々なことを考えてしまう。私たち報道機関は半年や1年と勝手に区切りをつけ、ニュースとして伝えるがご遺族からすると、区切りなどなく毎日とてもつらい日々を過ごしている…

ケネス被告の裁判の日程はまだ決まっていない。

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