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ひめゆり平和交流の旅

悲惨な沖縄戦多くの友人が犠牲になったひめゆり学徒隊の歴史を世界に発信しようと、4月7日、ひめゆり平和祈念資料館の職員らが平和交流の旅に出発しました。

出発式で島袋淑子館長は「平和がどんなに大事かということをしっかりと継承しておりますので、世界の人にそれを知らせてくれると思って期待しております」と挨拶しました。

那覇空港で職員を送り出したのは、元学徒で、資料館で証言員として活動する島袋淑子館長ら4人です。

この平和交流の旅は、2003年に続き2回目で、前回は元ひめゆり学徒らがドイツのアウシュビッツ収容所などを訪れ、ガイドの育成や展示方法を学びました。

証言員の高齢化が進む中、後継者の育成を行ってきた資料館では、今回、職員4人を派遣。

10日間の日程で、イギリスで開催される「第9回国際平和博物館会議」で沖縄戦や資料館の次世代継承の取り組みについて発表するなど、世界の平和博物館と連帯を深めます。

出発する仲田晃子学芸係長は「国際会議という場で発表するのが初めてですので緊張もありますが、資料館の体験者がやってきた活動を沢山の人に知ってもらえる機会にしたいと思っています」と話していました。