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安慶田副知事が辞任

教員採用試験の口利き疑惑を巡り、安慶田副知事は23日、疑惑を否定しながらも、「県政に迷惑をかけた」と辞任しました。

翁長知事は、「安慶田副知事から副知事の職を辞したい旨の申し出があり、本日付でこれを承認したので報告を致します」と述べ、副知事の辞任を発表しました。

また、安慶田副知事も会見し、「今回のマスコミ報道により多くの県民に不安を与え、県政を混乱させた事は重大だと考えております。辺野古基地問題や、予算編成等の重要な時期に県行政運営に混乱と停滞を招いていることに対し、県民の皆様にご迷惑をおかけした事を深くお詫び申し上げます」と辞任の理由を説明しました。

謝花「スタジオには、野島記者です。野島さん、金曜日の段階では「辞めない」と話していた安慶田さん、なぜきょうになって辞任を決めたんでしょうか」

野島「はい。翁長県政は今後、辺野古新基地建設断念を求め、今月末から知事が訪米したり、来月には、来年度予算を巡る県議会での与野党の論戦も始まります。疑惑は否定しつつも、こうしたことへの影響を避けようと、早期に幕引きを図ったと言えます」

謝花「安慶田さんは基地問題の要、キーパーソンでしたから、県政運営に与える影響は大きそうですね」

野島「はい。県政与党が、副知事の辞任に「ただ残念」と口を揃えるのに対し、野党自民党は、早速会見を開き「事実関係を否定しながらの辞任では県民は納得しない」として百条委員会の設置も視野に第三者の調査を求めると息巻いています」

謝花「今後の副知事人事は?」

野島「会見で知事は、「顔も浮かんでいない」と述べて白紙と言った様子でした。政府との窓口となってきた副知事も不在になり幕引きどころか疑惑も深まった感があり、翁長知事は、今後も厳しい対応を迫られそうです」

謝花「野島記者でした」