※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
翁長知事 承認取り消しを取りさげる

辺野古の埋め立て承認を巡る裁判で県の敗訴が確定したことを受けて翁長知事はきょう承認取り消しを取り下げました。

12月20日、県の敗訴が確定した最高裁判決を受け、翁長知事は、26日付けで辺野古の埋め立て承認取り消しを取り下げました。

26日午後1時過ぎ、知事の指示を受けた海岸防災課の職員が、沖縄防衛局宛てに取り消しの文書を発送、文書の到着をもって、1年2カ月ぶりに埋め立て承認が復活します。

また合わせて県は、工事再開に当たり国との事前協議の再開も文書で求めていますが、政府は、27日にも、海上に臨時制限区域を示すフロートを引き出すといった作業を再開させる見通しで、辺野古の陸上部ではすでにフロートが準備さているのが確認されました。

翁長知事は「ある意味原点に戻って、新辺野古基地は造らせないという新たなスタートを切っていきたいと、改めて決意を固めてるところであります」と記者団に話し、また、27日の菅官房長官との面談については「出来れば工事再開はもっと話し合いをしてからやるべきではないかと、いうようなことまでお話ししたいと思います」と話していました。

一方県庁には、朝早くから市民らが詰めかけ、「最高裁判決に強制力はない」などとして翁長知事に承認取り消しを取り下げないよう求めました。