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16-09-20-01

南城市のサキタリ洞遺跡で旧石器時代・およそ2万3000年前に作られた世界最古の釣り針が出土しました。

県立博物館・美術館によりますと釣り針は巻き貝でできていて、旧石器時代の漁業の道具が発見されたのは国内でも初めてです。

釣り針は2012年の発掘調査で発見され地層から年代を特定したもので、巻き貝の底を割った三日月形で先が徐々に細くなるよう磨かれています。

19日に開かれた会見で県立博物館・美術館は「陸上での狩りが中心と考えられていた旧石器時代の、新たな一面がうかがえる貴重な資料だ」と話しました。

世界で最も古い釣り針はこれまで東ティモールの遺跡のものとされてきましたが、年代は2万3000年から1万6000年前と幅があり、特定できていませんでした。