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那覇市歴史博物館10周年記念「王国の染織展」

琉球王国時代の紅型や絣など貴重な染織を紹介する展示会が8日、那覇市で始まりました。

那覇市歴史博物館の開館10周年を記念して開かれた企画展には、琉球王国時代、王族や士族が身に着けていた染織、およそ30点が並んでいます。

なかでも注目は、尚家から寄贈された国宝の紅型。

「チールジー」と呼ばれる鮮やかな黄色の衣装は、王族だけに着用が許されたもので、王の権力を表す鳳凰をはじめ、コウモリや波など中国に影響を受けた模様が描かれています。

また、日本の影響を受けた牡丹や菖蒲の花などの紅型もあり、琉球王国が様々な文化を取り入れながら、豊かに発展を遂げた様子をしのばせています。

企画展は8月末までで「那覇の日」を記念して、7月8日は入場無料だということです。