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6月5日の県議会議員選挙。翁長県政を支える与党の議席、過半数なるかが大きな焦点でした。

結果は与党が大勝議席を伸ばしました。選挙を振り返ります。

糸満市区。与野党とも新人が議席を分け合いました。新設された島尻・南城市区。当選者の内、3人は新人です。豊見城市区。共産党の新人が議席を獲得しました。定数11の那覇市・南部離島区。現職9人が議席を守り、新人候補には厳しい戦いになりました。与党5人、野党・中立が3人ずつです。比嘉瑞己さんは「今命がけで頑張っている翁長知事をとにかく支えて下さいという県民の声をたくさんいただきました。やっぱりそうした県民の声の反映だと思っております」

具志孝助(仲村家治)さんは「厳しい結果が出たわけですから、早急に総括しながら態勢の立て直しを図っていかなければならないと思いますね」とそれぞれ当選を決めた後話しました。浦添市区。公明党と社大党の新人が当選を決めています。宜野湾市区は、自民党の2議席奪取の目論見が外れました。宮城一郎さんは「そしてその宜野湾市区からオール沖縄の議席を2つ確保することができたこと。翁長県政をこの宜野湾市から力強く支えていけることを本当にうれしく思っています」と話しました。

定数5の中頭郡区。与党が4議席を獲得です。

沖縄市区。現職5人全員が議席を守っています。うるま市も現職が与野党2議席を分け合いました。国頭郡区。開票作業の不手際もありましたが、与野党1議席づつです。名護市区。無投票で2人の当選が決まっています。石垣市区。前議長の後継、次呂久さんが議席を獲得です。宮古島市区。亀濱さん、初の女性の議席を獲得です。この結果、与野党の勢力は、与党が3議席伸ばして27人、野党15人、中立6人となり、引き続き翁長知事を支える与党が過半数を維持しました。選挙結果を受け会見した翁長知事は「1年半、いろんな県政運営ありましたけれども、ご理解をいただけたのかなと思っております」と話しました。

翁長県政誕生以降の辺野古移設を巡る政府との対立や、選挙直前に相次いだアメリカ軍関係者による事件や事故などが、野党には逆風となり、与党の躍進に繋がりました。