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16-05-22-03

20歳の女性の遺体を遺棄したとしてアメリカ軍属の男が逮捕された事件で、22日、アメリカ海兵隊基地司令部のあるキャンプフォスターの前では大勢の人が集まり、女性の死を悼み、アメリカ軍に抗議しました。

女性の告別式から一夜明けた22日、キャンプフォスターのゲート前では、女性の死を悼み、「サイレント・スタンディング」として、沈黙の怒りをこめて集会が開かれました。

県内各地から集まった市民たちは、「アメリカ軍基地さえなければ、この事件は起こらなかった」、「基地と隣り合わせの生活はこれ以上我慢ならない」と、沖縄から全ての基地を撤去するよう求めて抗議のプラカードを掲げました。

参加した女性は、「沖縄に住んでいる人みんな明日は我が身という気持ちで全基地撤去の運動をしないと、子どもたち、孫たちが大変。涙が出て嫌気がさすくらいです、綱紀粛正とかこの4文字に。もういやです」と涙を流しながら話していました。

また、シールズ琉球の玉城愛さんは、「大切な人たちとこれから人生を送っていくという中で、奪われてしまった時間であったり。本当に言葉にならない思いです」と話していました。

また、集会の最中、基地の中から参加者たちの様子を撮影するアメリカ兵に対し、撮影を止めるよう、参加者が怒りの声を上げる場面もありました。