※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

中川「楽園の海「案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。よろしくお願いします。きょうは「石垣島3935プロジェクト」です。」

長田「はい。今回は、「サンゴを育てるプロジェクト」に女優の田中律子さんと参加してきました。」

中川「さあどんなプロジェクトだったのでしょうか。VTRどうぞ。」

長田「昨年10月に始まった「3935プロジェクト」は海中にサンゴ畑を作って、島内外のダイビングショップがサンゴの苗作り」や「植えつけ」を行おうという試みです!」

中川「面白い試みですね。」

長田「なんと八重山漁協の漁師さんが全面的にバックアップしてくれるんですよ!」

中川「実際に漁師さんが協力してくれるって心強いですね。」

長田「はい。実際、ここ数年、石垣島周辺の珊瑚礁はオニヒトデの大量発生などによりサンゴは減少傾向にあるんですよね。」

中川「まだ被害が出ているんですね。」

長田「そうなんです。そんな中、サンゴを養殖しているサンゴ畑に潜ってきました。」

中川「棒がたくさん見えてきました。」

長田「これ「ひび建て式」と呼ばれる方法で、コンクリートに「「固定したサンゴを先端に置いて、養殖するんです。」

中川「なるほど。」

長田「実際、恩納村の海で成功を収めた方法なんですが、中層にサンゴがあることによって、オニヒトデが上がってこられず被害を最小限に食い止められます。」

中川「へー。ダイバーが実際に1つ1つ丁寧に置いていますね。」

長田「簡単に見えますが、水中なので身体が安定せず、なかなか大変なんです。」

中川「そうですよね。」

長田「ここで、田中さんもお手伝い。コンクリートに「針金」を使ってサンゴを固定します。」

中川「難しそう!そしてこちらは先ほどのものと少し形が違いますね。」

長田「こちらは石垣島方式で、先端にサンゴを置く際に水中ボンド」で固定します。」

中川「なるほど!「この方法にも田中さんチャレンジされていますがここで養殖するメリットは?」

長田「この場所は水深が浅くて太陽の光も届きやすく、サンゴの育ちがいいんです。「また、ほどよく流れのあるポイントなので、水温が上昇して白化する危険性も少ないんです。」

中川「なるほどー。このサンゴたちが卵を産んでくれれば、近場の海への供給源にもなりそうですね!」

長田「そうなんです。この場で養殖したサンゴは、近海で移植も行うんですよ!」

中川「楽しみですね。」

長田「はい。この日もたくさんのサンゴたちがこの畑にやってきました。「そしてこちらが試験的に1年前に植えたサンゴたちですが、倍以上に大きく育っていますね!!」

中川「本当ですね!石垣島の近海は、浅瀬に美しい珊瑚礁が広がる世界有数のエリアとして有名ですけど、これらがいつ無くなってしまうかわからないですんもんね。」

長田「そうですね。慶良間諸島や沖縄本島への供給源にもなっていますから、数が減ってしまうのは、防ぎたいですね。」

中川「そうですね。今日もありがとうございました。楽園の海でした。」