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16-02-24-005

アメリカ太平洋軍のハリス司令官は、普天間基地の名護市辺野古への移設が遅れ、2025年になるとの見通しを示しました。

「2年くらい遅れている。2023年に完成する予定だったのが、2025年になると今は見ている」

上院の軍事委員会で証言したハリス司令官は、このように発言、普天間基地の代替施設の建設は「日本に義務がある」としています。また、既に合意しているアメリカ海兵隊員のグアムやハワイへの本格的な移転については、2020年代になると述べました。

この発言に佐喜眞宜野湾市長は「もう本当に怒り心頭というか、残念というか、複雑な気持ち。日米両政府もやはり、普天間飛行場の返還の原点というものを考えたときに、一日も早く返還をして頂きたいというのが、私のしょっ直な重いというか願いです」

移設時期がずれ込むというアメリカ軍の幹部による公式発言は、普天間基地の固定化を巡る議論に一石を投じそうです。

このハリス司令発言を受け、翁長知事は午後6時半過ぎ県庁で次のように話しました「新辺野古基地の建設は、普通にいっても10年。場合によっては、15年、20年かかりますよという話をしたが、正しく今の現状が、そういうことになっているんだということで、ハリス司令官が、今日までの経緯と、これから以降の経緯等も見ながらそういう風に判断されたのかなと」